香取慎吾×相葉雅紀「握手」に喝采 2人の笑顔共演を阻んだ“SMAPと嵐”「旧ジャニーズ内15年戦争」
■創業家は”派閥”を否定していたが、テレビ局でも担当が明確に別れていた
対するジュリー氏は事務所創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)の姪で、藤島メリー泰子氏(通称・メリー喜多川/享年94)の娘。メリー氏は2015年1月発売の『週刊文春』(文藝春秋)の取材に対し、《派閥など存在しない》と語っていたが、同誌にはメリー氏が取材中に突然I氏を呼び出し、もし娘のジュリー氏と対立するのであればSMAPを連れて会社を辞めるよう叱責する場面、ジュリー氏を次期社長と断言するシーンも書かれており、I氏との確執を強く感じさせる内容も掲載されていた。 その1年後、16年1月にI氏は自身が取締役を務める、主にSMAPの映像作品の制作・権利関係の業務を行なう株式会社ジェイ・ドリームの取締役を辞任し、ジャニーズ事務所からも退所。I氏の退所によりSMAP解散騒動が勃発し、16年いっぱいをもってグループは解散。17年9月に香取、稲垣吾郎(50)、草なぎ剛(49)の3人も退所。I氏の立ち上げた事務所「CULEN」に合流することとなった。 「SMAPと嵐、もちろんタレント同士が不仲だったということではなく、事務所上層部の問題だったわけですが、I氏がSMAPを見るようになった1992年頃から、SMAPが解散した2016年まで約15年もの間、事務所内で両派閥はバチバチだったんですよね。 I氏派が“亜流”、ジュリー氏派が“本隊”といった扱いで、同じジャニーズ事務所所属ながら両者は別の会社と言っていいほど、絡みもいっさいなかったんです。テレビ各局でも担当が明確に分かれていたほど。テレビ局内ではJ1(ジュリー氏派)とJ2(I氏派)と称され、情報すら共有しないようにしていた時期もあったぐらいですからね。ですので、SMAPと嵐の共演のハードルは極めて高かった。 昨年10月にジャニーズ事務所が消滅したことで“派閥”も過去の話となりましたが、今回の『FNS』ではあらためてそれを感じさせましたよね」(前出のワイドショー関係者) 今年4月5日、“ジュリー派”だったSUPER EIGHTの安田章大(40)が『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に出演した際も、「(中居に)名前を呼んでもらったことが初めて」「絡みがなかった」と、中居との関係の希薄さに言及したこともあった。事務所もなくなり、派閥もなくなり――これからはこういった絡みが増えるのかもしれない。
ピンズバNEWS編集部