教師と絵画の二刀流 大リーガー大谷翔平を色えんぴつで精緻に描く 生徒も感動 大分
MVPを受賞、ドジャースに移籍してさらに注目が高まるメジャーリーガー、大谷翔平選手の活躍を表現しようと、精緻な色えんぴつ画を制作する男性が大分市にいます。日々描くことの魅力とは? 【写真を見る】教師と絵画の二刀流 大リーガー大谷翔平を色えんぴつで精緻に描く 生徒も感動 大分 新天地ドジャースでの活躍に注目が集まる大谷翔平選手。大谷選手の絵を半年ほど前から書き始めたという大分市の吉岡恒夫さん(70)の絵は大谷選手の様々な表情が細かな線と色使いで表現されています。応援する気持ちが高じて、自分の手で「感動」を表現してみようと考えました。 (吉岡恒夫さん)「写真では飽き足らないところが出てきて、髪の毛1本1本同じように書けばいいんだと書いて出来上がったら、自分でもうっとりするぐらいの大谷くんができまして、これはやれるかなと」 吉岡さんは大分市内の中高一貫校で英語教師をしています。この日、吉岡さんが描いた絵を見た生徒たちが、大谷選手のスピーチを手本に、周囲の人への感謝を英語で発表しました。 (生徒)「影とか細部に精密に描かれていて、英語もできるのにこんなに絵がうまいなんて知らなかった」「絵も描いて英語の先生もやって、二刀流ですごいなと思います」 絵を描くのは中学校以来という吉岡さん。光や影、服のしわなど細かな部分にこだわり試行錯誤しながら鉛筆を走らせます。1枚仕上げるのにおよそ5時間。週1枚のペースで制作を続けています。 (吉岡恒夫さん)「何時間経ったか、意識しない。時間を忘れられることがありがたい」 吉岡さんは大谷選手の人間としての魅力をこれからも絵に込めていきたいと考えています。 (吉岡恒夫さん)「彼が現役をやめても描くかな。絵を通して新しい発見がある。写真から直に対話するような思いで絵を紡いでいます。もともと表情が豊かですからそういうところをたくさん描いていきたい」 英語と絵の二刀流で挑戦を続ける吉岡さん。日々成長する大谷選手を応援する絵の制作が何よりも贅沢な時間です。
大分放送