「音を立てたら即死!」最新作の公開を前に『クワイエット・プレイス』シリーズをおさらい
突如出現した、“音”に反応しその全てに襲い掛かる“何か”に支配され崩壊した世界を舞台に、“沈黙”を守り生存を試みるひとつの家族の姿を描いたサバイバル・ホラーシリーズ『クワイエット・プレイス』。そのシリーズ最新作『クワイエット・プレイス:DAY 1』が6月28日(金) に日米同時公開される。 【全ての画像】『クワイエット・プレイス』シリーズ場面写真 世界が沈黙した日「DAY 1」を描く最新作の舞台は、これまでの田舎町から一転、「音を出さないことが不可能」な大都市・ニューヨークに。群衆の日常が破壊されていく様子が描かれ、これまで語られてこなかった“何か”の襲来を映し出す。 本シリーズは、人間が生きていくうえでどうしたって立てずにはいられない“音”を制限されるという、誰しもが想像に難くないスリルに満ちた設定で評判を呼び、今では唯一無二の存在感を放つ作品となっている。今回、最新作の公開を前に、『クワイエット・プレイス』『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の魅力を振り返る。
『クワイエット・プレイス』
音に反応し人間を襲う“何か”によって荒廃した世界で、生き残った1組の家族がいた。その“何か”は、呼吸の音さえ逃がさない。少しでも音を立てれば、即、死につながる。手話を使い、道には砂を敷き詰め、裸足で歩き、静寂と共に暮らすエヴリン&リーの夫婦と子供たちだが、なんとエヴリンは出産を目前に控えているのであった。果たして彼らは、最後まで沈黙を貫けるのか──。 「絶対に音を立ててはいけない世界」というオリジナリティ溢れる設定が話題を呼び、極限の状況下でサバイブする4人家族の行く末を、文字通り“息を殺して”見届けることになる本作。日常生活を送るうえで、絶対に生じる“音”に注意しながら生き抜く様にヒリヒリするような緊張感を覚え、音を立てたが最後、突如襲い来る“何か”の存在に戦慄し、究極の日々の中でも紡がれる家族愛に最後には涙する。そんなジェットコースターのような展開が連続するシリーズ第1作目は、多くの人々を釘付けにした。 また、本国公開時には、90分間“呼吸の音さえ恐怖に変わる”劇場の緊張感が新たなホラー映画体験だと、スティーヴン・キングやクリス・プラット、ライアン・レイノルズら著名人をはじめ、SNSでの口コミが殺到。社会現象化するほどの大ヒット作となった。また、主演のエヴリン役を務めたエミリー・ブラントと、その夫・リー役を演じ監督も務めたジョン・クラシンスキーが、実生活でも夫婦であることも話題となった。