「音を立てたら即死!」最新作の公開を前に『クワイエット・プレイス』シリーズをおさらい
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
「音を立てたら、即死」という極限の世界を生きるエヴリン一家。 最愛の夫・リーとともに住む家をなくしたエヴリンは、産まれたばかりの赤ん坊と2人の子供たちを連れ、新たな避難場所を求めノイズと危険が溢れる外の世界へ旅立つが……。 突然“何か”の襲撃に遭い、廃工場へ逃げ込んだ一家は、謎の生存者エメット(キリアン・マーフィー)に遭遇する。彼との出会いを発端に、新たな謎と脅威が明らかとなり、一家の運命は激しく動き始める。 シリーズ2作目では、安全に暮らしていた家を離れ、新たな場所へ物語の舞台が広がり、1作目を大きく上回る広い世界の中で物語が展開していく。音に溢れる街へと足を踏み出したエヴリンたちには、前作を超える大きな危険が迫り、“何か”についても少しずつ情報が明かされていく。ひとつの家族の物語として描かれていた前作に比べ、今回は一家が独立とコミュニティに向き合う物語へと進化。ただのシチュエーションホラーではなく、恐怖と緊張の新体感サバイバルホラーとなった。今年のオスカーを獲得した『オッペンハイマー』で夫婦役を演じたブラントとマーフィーの掛け合いにも注目だ。
『クワイエット・プレイス:DAY 1』
物語は、ひとつの家族を襲ったあの衝撃から471日前、世界が沈黙した日「DAY 1」へと遡る。音を立てるものすべてに襲い掛かる謎の生命体が突如として大都市・ニューヨークに襲来し、猫を抱えた主人公・サミラ(ルピタ・ニョンゴ)は、死と隣り合わせのサバイバルを余儀なくされる。果たしてこの街に生き残る術など存在するのか。この絶望に、彼女はどう立ち向かうのか。そして、“音を立ててはいけない”というルールに人類はいかに辿り着くのか。究極のサバイバルの先に、彼女たちが見たものとは……。 音のない瞬間なんて24時間365日あり得ない世界有数の大都市を舞台に、一瞬にして、日常が崩れ去る瞬間が描かれていく。シリーズ1作目では〈出産〉、シリーズ2作目では〈赤ん坊〉と、音が出ることが必然の状況に置かれてきた本シリーズの登場人物たちだが、今回はよりコントロールが困難な“動物=猫” が主人公の相棒に。突如としてニューヨークに襲来した凶暴な“何か”が、人々を無作為に蹂躙する中、猫を抱きかかえるサミラはこの世界を生き抜くことができるのか!? シリーズ前2作を越えるスケールで、人類が音を奪われた日の謎がいよいよ明かされる。 <作品情報> 『クワイエット・プレイス:DAY 1』 6月28日(金) 公開