大雨で冠水や土砂崩れ 2日にかけて土砂災害に警戒を 広島県内
広島テレビ放送
広島県内は1日未明から朝にかけて断続的に激しい雨が降り、道路への冠水や土砂崩れなどが発生しました。2日にかけて引き続き、土砂災害などに警戒が必要です。広島市中区の1時間あたりの雨量は44ミリ、廿日市市津田では3時間雨量が77.5ミリと、7月の観測史上最大となりました。 県は1日朝、「災害対策本部員会議」を開き、大雨の状況を報告。湯崎知事は早めの避難を呼びかけました。 ■湯崎知事 「いつ災害が発生してもおかしくない状況となっています危険な地域にお住まいの方は、 直ちに避難してください」 ■久保田記者 「午前8時現在の瀬野川の様子です。現在も雨が降り続いていますが海田新橋には水位が迫っています」 安芸郡海田町の瀬野川は水位が上昇。茶色く濁った水が流れました。 ■大江記者 「福山市内にあるアンダーパスです。アンダーパスが冠水しており現在市の職員が交通整理に当たっています」 1時間に30.5ミリの雨を観測した福山市では、いたるところで道路が冠水しました。 ■住民 「大雨というのは聞いてたけどここまでとは思わなかった」 土砂崩れも起きました。福山市幕山台の住宅では近くの斜面が崩れ、すぐそばまで土砂が流入しました。また、安芸郡坂町では道路わきの土砂が崩れ、通行止めに。今のところ、土砂によるけが人は出ていません。 ■庭田記者 「JR広島駅です。大雨の影響でJRは朝から運転を見合わせています」 ■20代社会人 「ちょっと通勤が困った感じでした。路面電車が動いてたのでそれで来たんですけど、すごい混んでました」 始発から全線で運転を見合わせていたJR在来線は、午後3時半以降、一部区間で徐々に運転を再開しました。 こちらは広島市中区の「ファミリープール」。1日、プール開きを迎えましたが、家族連れや子供たちの姿はありません。あいにくの天気に、静かな営業初日となりました。 この大雨により県内の公立学校は、約500校が休校や自宅待機などとなりました。県内に出ていた「土砂災害警戒情報」は全て解除されましたが、県内では2日の未明から再び激しい雨が予想されており、引き続き土砂災害などに警戒が必要です。 《2024年7月1日放送》