大分・姫島村長、40年ぶり交代 元県職員が無投票当選
任期満了に伴う大分県姫島村長選が29日告示され、無所属新人で元県職員の大海靖治氏(60)が無投票で初当選を果たした。64年間にわたり親子2代で村政を担い、うち40年間村長を務める現職の藤本昭夫氏(81)が不出馬を表明していた。 姫島村は国東半島北側沖の離島で、住民基本台帳人口は1722人(9月末現在)。村出身の大海氏は、藤本氏から打診を受け出馬を決意した。取材に「バトンを受け継ぎ、行政経験を生かして村の発展のため全身全霊で頑張りたい」と述べた。 藤本氏は、1960年から村長を務めた父親の後継として、84年に初当選。今年6月に「潮時だと思った」と不出馬の意向を示した。