【マリーゴールド両国カウントダウン対談vol.1】ジュリアvs後藤智香~後編~目指すは“プロレスラーごちかの確立”。そしてマシュマロへの感謝【週刊プロレス】
ジュリア「いまのゴチカなら、きっと一気に成長する」
ジュリア「ゴチカはさ、目標とかあるの?」 後藤「さっき『いま私はどこに向かってるんだろう?』って迷う時があるって言ったんですけど、いま一番思うのはプロレス楽しいなって。試合もですし、セコンドで汗びっしょりになるぐらい駆け回ってて。でも、一番近くで見れて、応援できて、吸収できる場所にいて。エースになりたいとかチャンピオンになりたいとか、いろいろあると思うんですけど、それよりもいまはプロレスラーとして自立っていうか、プロレスラー後藤智香として認めてもらえるように」 ――みんなから認められるプロレスラーに。 後藤「私、エゴサとかよくしちゃうんですけど、後楽園の時はマイナスなコメントもときどきあって。でも大阪&浜松のあと、『こんな泥臭い試合するんだ』『思ったより頑張ってた』って。たぶん、みんな下に見てたと思うんです。その分、がんばればオッ!って思ってくれるのかなって。それをもっと積み重ねて自立したいです。マリーゴールドのゴチカっていうのをもっと知ってもらうことがいまの目標。団体を引っ張っていくとか海外にとか、そこまではまだ」 ジュリア「プロレスデビューして3戦目、まだ想像できないよね。ただ、いまの話を聞いて思ったのは、その初心はずっと忘れないでほしいなって。プロレスってホント終わりがないし、正解のない世界。だからこそ何年かやった時、良くも悪くも慣れちゃって成長が止まっちゃうことがある」 ――あるあるですね。 ジュリア「いまのゴチカなら、きっと一気に成長するんだろうなって気がする。伸びしろがあるっていうか。だからその気持ちをずっと忘れないで頑張ってほしい、これでいいやなんて思わずに。上を見たらきりがない世界だからさ」 後藤「はい! でも、私こう見えてビビりなんです。だから気持ちは前向きでも、怖くて体が動かないことがあって」 ジュリア「例えば?」 後藤「コーナーに立つとか怖くてできないんです」 ジュリア「そんなの練習すればいいことだよ。次の合同練習の時、一緒にやろう!」 後藤「はい!」 ジュリア「できなかったら、『立てテメー! できるできないんじゃない、やるんだよ!』って指導してあげる(ニッコリ)」 後藤「あ~ん、がんばります…!」 ――170センチの後藤さんがコーナーに立ったら見栄えしますね! ジュリア「ホントだよね。長身って絶対的な武器だからね。技術を教えることはできても、160センチの選手を170センチにすることはできないから。うらやましいよ」 後藤「父と母に感謝ですね。2人ともそんなに大きくないんですけど(笑)」 ――皇希さんと2人並んでる姿は絵になるなと思いました。 ジュリア「皇希はどんな存在なの?」 後藤「私はライバルだと思ってます。同じ高身長って言われながらやってきたけど、やっぱり皇希の方が目立つというか、取り上げられることが多いので。じゃあ私は皇希にないものを見せていくしかないし、このキャラクターでドンドンやってくしかないって」 ――マリーゴールド旗揚げ戦の5月20日が2人のプロレスデビュー記念日になりました。 ジュリア「同期がいるってことはいいことだからね。私も同期のなかに、こいつ、マジでブッ飛ばしてやる!ムカつくんだよ!みたいな人いたな(笑)。でも、そういう存在がいてくれたから現在があると思うし」 後藤「はい。やっぱり心の奥底にはライバルっていう気持ちが私はあります。いまは皇希のほうがって思われてると思うんですけど、大丈夫、ひっくり返します!」 ――後藤さんは何事も言い切るのがすばらしいなと思います。 ジュリア「そうだね。必ずやってみせる!って言ってほしいんだよ」 後藤「お父さんの影響で子どもから少年野球をやってたからだと思います。おじいちゃん、お父さんから『がんばりたいと思います、じゃなくて、がんばりますって言え』って」 ジュリア「それホントに大事」 後藤「記者会見の時、私、カミカミのゴモゴモだったんですけど、『輝きたいと思います』って出かけたところで『輝きます!』って言い切ったんです。自分にプレッシャーじゃないけど、言ったからにはやらなきゃいけないって」 ジュリア「ゴチカの原点はここ(後藤家)なんだね」 後藤「はい、そうだと思います。お父さん、お母さんに感謝ですね。あ、もうこんな時間。延長しますか、あと1時間ぐらい?」 ――予定があるから、もう出なきゃいけないんですよね? 後藤「ひーん、そうなんです(涙)」 ジュリア「ぶっちゃけさ、アクトレスから来た6人のなかでゴチカって完全にノーマークだった」 ――ファンの中にもそういう人、多かったと思います。僕もそうでしたが、ダイヤかどうかわかりませんが、何かの原石だな、こんなおもしろい人がいたんだなっていまは思ってます。 後藤「おもしろいだけじゃ終わらないので。ちゃんと強くなります!」 ジュリア「おー。ちゃんと目を見て言えるのもいいよね。真っすぐ目を見て言うから、気持ちが伝わるよ。」 後藤「ありがとうございます! マリーゴールドのセンターになります!」 ――その日はくると思いますか? ジュリア「ゴチカ次第ですよ」 後藤「やります! がんばります!」 ――ゴチカエース体制になった時、またジュリア×後藤智香対談やりましょう! 後藤「すぐにでもやりましょう! あ、でもすぐはあれかな」 ジュリア「がんばれ、がんばれ! すぐだっていけるよ。全部自分次第なんだから」 ――デビュー1年足らずで未来のエースになって、1年ちょっとでベルト取って、3年目には女子プロレスグランプリ&女子プロ大賞まで取った最高のお手本が目の前にいるんですから。 後藤「わー! 頑張ります! その日を楽しみにしててください! ジュリアさん、今日はありがとうございました!」 ジュリア「こちらこそ。がんばって! じゃあジュリ番、ゴチカもいなくなることだし、ちょっとごちそうになっていこうか」 ――写真撮ったら「後とう」のお食事、いただきましょう! 後藤「あ~ん…! 今度私も誘ってください! 絶対ですよ!」 「MARIGOLD Summer Destiny2024」 ★7月13日(土)東京・両国国技館(14:30) ▼ジュリアvsSareee
週刊プロレス編集部
【関連記事】
- 【マリーゴールド両国カウントダウン対談vol.1】ジュリアvs後藤智香~前編~ゴチカの原点で語る、マリーゴールド入団の理由【週刊プロレス】
- 【マリーゴールド】6・11後楽園で奈七永と一騎打ち! 林下詩美の決意表明「どデカいものを背負うために変わらなきゃいけない」【週刊プロレス】
- 【マリーゴールド】あの時、右腕が折れた…ジュリア、無念欠場も「マリーゴールドはこんなことじゃ止まらない」【週刊プロレス】
- 【週刊プロレス】マリーゴールド合同練習に元アクトレス勢も参加。ジュリアが指導。5・20旗揚げ戦で闘うSareeeには「私とやる前に負けたら許さねぇ」【女子プロレス】
- 【マリーゴールド旗揚げ記念対談vol4】ジュリアvs石川奈青~前編~ジュリア目撃、石川入団その真相。そして青野未来に噛みつく理由【週刊プロレス】