上里町古新田地区で秋祭り 餅つきやカラオケ、「乾武神流川太鼓」演奏も
上里町古新田(こしんでん)地区の「収穫祭秋祭り」が11月23日、古新田児童遊園(上里町七本木)で初めて開かれた。(本庄経済新聞) 【写真】第1回古新田収穫祭秋祭りのカラオケ大会で「プレイバックPart2」を熱唱する小1女児 地域住民は、午前中の餅つきに始まり、ヨーヨー釣りなどができる縁日、カラオケやダンスなどで交流。会場には「平沼水産」(勅使河原)のうなぎ玄米焼きおにぎりや「タカスギ商会」(秩父市)の地どりの炭火焼きなどのキッチンカーと共に、郷土料理「つみっこ」や焼きそばなどを提供するブースが軒を連ねた。 カラオケ大会では、小学1年の滝口桃香さんが「プレイバックPart2」に挑戦する一幕もあった。桃香さんの母親は「(古新田地区に)令和元年に引っ越してきて、祭りは今回が初めて。(娘は)歌の練習はしていないが、ユーチューブを見て覚えたと思う」と話す。事前に練習した「ジンギスカン」などの曲が流れると、小学生から大人まで一緒になって踊り、同町を活動拠点にする「乾武(けんむ)神流川太鼓」の迫力ある演奏が始まると来場者は固唾(かたず)を飲んで見入った。 斉藤正光区長は「(古新田では)夏祭りが恒例になっていたが、コロナ禍でしばらく中止していた。子どもたちにとって、何も記憶がないまま過ぎてしまうのはかわいそうと思い、暑い夏を避けて、『収穫祭』として秋に開催することにした」と話す。「安心・安全の中で地元が元気になり、(秋祭りが)子どもたちの記憶に残ってほしい」と期待を込める。当日の司会と音響は、地元で大衆食堂を経営する相川充さんが担当した。
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