【MLB】Wソックスがグリフォル監督の解任を発表 今季ここまで28勝89敗 ア・リーグ記録の21連敗も
日本時間8月8日、ホワイトソックスはペドロ・グリフォル監督を解任したことを発表した。2022年までロイヤルズのベンチコーチを務めていたグリフォルは、2022年シーズン限りで辞任したトニー・ラルーサの後任として3年契約でホワイトソックスの監督に就任。今季が3年契約の2年目のシーズンだった。今季のホワイトソックスは2度も球団のシーズン連敗記録を更新するなど歴史的なペースで黒星を重ね、ここまで117試合で28勝89敗。3年契約の2年目の終了を待たずにグリフォルの解任を決断し、新監督探しに着手することになった。 ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMは「我々全員が認識しているように、今季のチームのパフォーマンスは多くの面で失望させられるものだった」とコメント。「フィールド上での苦しい戦いや、成功の欠如にもかかわらず、ペドロと彼のスタッフは毎日球場に努力とプロ意識を持ち込んでくれた。我々はそのことに感謝している。この2年間は本当に厳しいものだった。残念ながら結果が出ず、将来を見据え、チームを取り巻く新たなエネルギーを発展させるためには変化が必要だと判断した」とグリフォルへの感謝を述べるとともに、監督交代の決断に至った理由を説明した。 再建期のチームを引き受けることになったグリフォルは就任1年目の昨季、61勝101敗でア・リーグ中地区の4位に低迷。今季はさらに苦しい戦いを強いられることになり、5月から6月にかけて球団のシーズンワースト記録を更新する14連敗、7月から8月にかけて球団記録をさらに更新してア・リーグ史上ワーストタイ記録となる21連敗を喫するなど、歴史的なペースで黒星を重ねていった。グリフォルは2年間で89勝190敗。戦力不足が明らかだったとはいえ、言い訳のできる結果ではないだろう。 なお、ホワイトソックスはただちに新監督探しに着手し、2024年シーズン終了後に新監督を発表する予定。今季の残り試合に関しては暫定監督が指揮を執る見込みとなっており、その人選は日本時間8月10日までには決定するようだ。