中古ではクラスの「コスパ1番」 ルノー・メガーヌ(4代目) UK中古車ガイド EDCの調子にご注意
知っておくべきこと
グレードによって、4代目メガーヌには多彩な技術が採用されている。なかでも、R.S.と1.6 TCeには、ステアリングをR.S.モードにすると有効になる、後輪操舵システムが装備されている。 80km/h以下での走行時には、フロントタイヤと逆向きに、リアタイヤが電気モーターで最大2.7度まで操舵。旋回性が鋭くなることを、体感できるだろう。それ以上の速度では、フロントタイヤと同位相に向きを変え、高速安定性が高まる。 EDCと呼ばれるデュアルクラッチATは、多くのメガーヌに設定された。基本的に変速は滑らかだが、積極的に運転すると、僅かな衝撃が出ることも。 センターモニターは、7.0インチか8.7インチ。システムはRリンク2と呼ばれるもので、操作はやや難しい。オンライン・チュートリアルで予習するといいだろう。
英国ではいくら払うべき?
■3500ポンド(約67万円)~6999ポンド(約133万円) 2016年式と2017年式の、走行距離が長いディーゼルエンジンを載せた4代目メガーヌを、英国では探せる価格帯。 ■7000ポンド(約134万円)~9999ポンド(約191万円) ディーゼルが中心ながら、ガソリンエンジンも含まれてくる。走行距離は短くなる。 ■1万ポンド(約192万円)~1万4999ポンド(約287万円) 2017年式以降で、状態の良いメガーヌをお考えなら、英国ではこの価格帯から。 ■1万5000ポンド(約288万円)以上 走行距離の短い、1.6Lプラグイン・ハイブリッドなどが出てくる価格帯。 ■英国で掘り出し物を発見 ルノー・メガーヌ 1.2 TCe ダイナミック・ナビ 登録:2017年 走行距離:5万9500km 価格:9400ポンド(約180万円) 装備が充実し、走行距離が短めのガソリンターボのメガーヌ。近年は新車価格の上昇に釣られて、中古車価格も上昇中。それでも、コストパフォーマンスは抜群といえる。
ジョン・エバンス(執筆) 中嶋健治(翻訳)