中古ではクラスの「コスパ1番」 ルノー・メガーヌ(4代目) UK中古車ガイド EDCの調子にご注意
新車時代のAUTOCARの評価は
乗り心地は基本的にソフト。市街地の速度域では入力を巧みに吸収し、高速域では滑らかに落ち着きを保つ。大きな段差を除いて、隔離性は高い。その乗り心地は、ハッチバックというより、ひと回り大きいサルーンのようだ。(2016年8月22日)
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スティーブン・クック氏 「自分は、1.6Lディーゼルの4代目メガーヌを、2018年に買いました。2016年に登録された展示車両で、そのまま放置されていて、走行距離はたった16kmだったんです」 「放置されていたと聞くと、不具合に悩まされそうですが、6年間故障知らず。6万2000kmまで順調に走行距離を伸ばしてきました。今でも、良いコンディションを保てていると思いますよ」 「シグネチャー・グレードで、18インチ・アルミにLEDヘッドライト、レザー内装などが装備されています。ディーゼルターボは強力。スポーツ・モードでも、燃費は18km/L近くまで伸びます。不満はまったくありません」
購入時に気をつけたいポイント
■ボディ バンパーやドア下端に、凹みや擦り傷がないか確かめる。走行距離が長いクルマは、ボンネットやフロントガラスの飛び石傷にも注意したい。 ■エンジン 1.2Lガソリンと1.6Lディーゼルは、寿命知らずの高耐久なタイミングチェーン。ただし、チェーンとテンショナーの寿命を左右するため、エンジンオイル交換は1万6000km以内で交換したい。1.5Lディーゼルなどはタイミングベルトで、5年毎の交換が必要。 ■トランスミッション EDCと呼ばれるデュアルクラッチATは、不具合が少なくない様子。購入時は、様々な条件で試乗し、常に滑らかに動作するか確認したい。MTも滑らかに変速できるのが正解。不自然な手応えがある場合は、メンテナンスが必要なサイン。 ■タイヤとホイール 4代目メガーヌは、エアポンプ付きのパンク修理キットが標準。スペアタイヤはオプションだった。初期型では、アルミホイールが腐食しやすい。 ■ブレーキ 電子パーキングブレーキは、修理に多額の費用がかかる。正常に動くか、事前に確かめたい。エントリグレードには、レバー式のハンドブレーキが備わった。ブレーキフルードは、2年毎の交換が必要。 ■インテリア エアコンの送風口や、クロス類の状態を確認する。ラバーシールが痛むと、雨水が荷室に侵入する場合がある。 インフォテインメント・システムは非常に高価。タッチモニターの反応や、USBポートが正常に動くかも含めて、時間をかけて動作を確認したい。上級グレードのシステムの方が、反応やグラフィックは優れる。