【巨人】今季支配下登録の20歳・京本眞 プロへ導いたのは中学時代の“ペチペチ弁当”「夢と希望が詰まっている弁当」
今季巨人で育成から支配下登録され、1軍デビューを果たした“未来のエース候補”京本眞投手が中学時代の青春の思い出を語りました。 【画像】篠塚和典さんも「勇人に似てますね」とつぶやいた京本眞投手と坂本勇人選手 京本選手は、21年に育成7位で巨人に入団すると、24年3月に支配下登録。そして5月1日には東京ドームでのヤクルト戦で1回無失点と完璧な1軍デビューを果たした伸び盛りの20歳です。 中学時代は大淀ボーイズ(大阪)に所属し、2018年ジャイアンツカップに出場すると、東京ドームでの決勝に先発登板。6回無失点と優勝に貢献しました。 当時東京ドームで登板したことについて京本選手は「東京ドームでかいな。それくらいしか覚えていないですけど、とにかく嬉しかった」と話し、1軍戦デビューも東京ドームだったことには「中学校の時に投げた時からやっぱりいずれこういうマウンドで野球をやりたいと思っていた。それが一番最初のマウンドだったので。すごく自分の中でも高揚しましたし、よしやってるぞというスタートの一歩を東京ドームで切れたことが、何よりも一番良かった」と感慨深げに語りました。 一方で、中学時代は野球が嫌いな時期だったそうですが、頑張れた理由について「野球をやっている意味がわからなくなって、2、3度くらい親にやめたいって話をしたが、『お前はいずれか花が咲いて、プロ野球選手に絶対なれるから信じてやってみろ』って言われて」と話し、プロへの成長を支えてくれたモノについては、「ペチペチ白米がタッパーに詰め込まれたお弁当」と語りました。 続けて、「母がお腹いっぱいすぎるくらいの量を作ってくれて、そこで身長が伸びました。中学1年で158センチだったのが、中学3年で183センチと25センチくらい伸びた。ピッチャーを続けているのも食事のおかげなのかなというふうに思います。2合しか入らないタッパーに3合入れていた。朝ペチペチ聞こえる。しゃもじで米叩いて敷き詰めている光景。今は感謝しかないですけど食べている時は結構地獄」と笑顔で振り返りました。 当時のお弁当について母・有紀さんに伺うと「毎回毎回お弁当で本当に苦労しました。冷たいお茶とお茶漬けの素とかを持って行って、お茶漬けにして最後に流し込むみたいな感じ。それでも美味しいって言っていつも食べてくれるので、作り甲斐がむちゃくちゃあります」と話し、当時のタッパーを今でもまだ保管し、冷凍庫で氷を作るために使用していることを明かしてくれました。 そのことを京本選手に伝えると「本当に懐かしい。感謝しかないですし、『続けていたら、いいことあるよ』って言ってくれたので、これからも1日1日を大事に過ごしてやっていかないといけない。本当に夢と希望が詰まっている弁当だったなと思います」と語りました。