「エアコン」の買い替えはいつがお得? 「最新」と「10年前」の「エアコン」では電気代はどれくらい違う?
エアコンの買い替えを検討中で、いつ買い換えるとお得なのか気になる方もいるでしょう。例えば、10年前と最新のエアコンでは消費電力に差が生まれる可能性があり、電気代に影響を与えると考えられています。 そこで今回は、エアコンの買い替え時期の目安や、最新機種と10年前のモデルの電気代の違いについて解説します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
「最新」と「10年前」のエアコンにかかる電気代の違い
とある企業の2024年モデルと2014年モデルのエアコンで、電気代の比較をまとめました。電気代の計算式は、以下の通りです。 ・電気代=1時間当たりの消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×料金単価(円/キロワットアワー) 電気代は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」より1キロワットアワー当たり31円(税込み)で計算しています。
※筆者作成 10年前のモデルより最新モデルの方が消費電力が小さくなっているため、その分電気代も安くなっていることが分かります。なお、対応畳数が大きいほど、消費電力の差が大きくなっており、最大で1万1501円安くなっています。 モデルによりますが、10年以上前の機種を使っている場合は、最新機種に買い替えるだけで数千円~数万円の節約効果を得られる可能性があります。エアコンの調子が悪い、電気代が気になるなどの場合は、最新モデルへの交換を検討するとよいでしょう。
エアコンの買い替える目安時期や判断基準
エアコンメーカーにもよりますが、買い替え目安時期は10年程度といわれています。 総務省統計局の「主要耐久消費財の買い替え状況の推移(二人以上の世帯)」によると、エアコンの買い替えをする年数の平均は14.1年です。メーカー推奨の10年よりも長く使用していることになりますが、およそ10年~15年が買い替え目安といえるでしょう。 また、エアコンの買い替えの判断基準は、故障が多いようです。総務省の調査によると、買い替え理由は「故障70.8%」「上位品目に交換10.8%」「住居変更4.0%」「そのほか14.4%」となっています。 故障以外の理由で「上位品目に交換」が10%を超えており、性能アップや節電を考えて故障する前に新しい機種に交換する方もいるようです。