501、505だけじゃない!“ゆるダボ”リーバイスでデニムコーデを味変した大人たち
長い付き合いだ。だからこそか。リーバイスといえばどうしても「501」や「505」のイメージが根強い。しかし無論、シルエットはより取り見どり。多様化はとっくに進んでいる。 【写真8点】「リーバイスを“太め”で選んだ大人コーデ」の詳細を写真でチェック 永世定番をあえて王道からズラし、“ゆるダボ”で楽しむ。それだけの手間でキング・オブ・デニムの安定感はそのままに、ガラッと味変できる。冬コーデのバリエを増やすべく、街角の好サンプルを拝見。
① 往年アメカジを“ゆるダボ”シルエットでアプデ
川上拓磨さん(29歳) 色は常道のレギュラーインディゴ。トップスやスニーカーに暖色系のアイテムを選び、胸元の空いたユニクロのインナーを挿す。そして肩まで伸びたウェーブヘアでダメ押し。往年のアメカジスタイルの完成である。 それでもフレッシュに見えるのは、やはり“ゆるダボ”系リーバイスが生み出すシルエットの賜物だろう。
裾の溜まりは“程よく”で留め、裾も引き摺らない。
若々しさと大人の品を携えたグッドサンプルである。
② 個性派アウターにも負けない「リーバイスレッド」の太デニム
山戸幸紀さん(23歳) スタジャン? いや、左腕のポケットがMA-1であることの証左。 ブラックレザーのボディに白いファーをインするという独創的デザインを難なく攻略。その成功のヒミツはインパクト負けしない「リーバイスレッド」の太デニムにあり。
デニムのホワイトストレッチはコーデ全体のストリート感を補強。そこにボリュームのあるタッセルローファーをブーツのように合わせ、タフ&上品に仕上げた。
③ “ゆるダボ”系のクラッシュデニムに清潔感を宿して
松尾颯吾さん(20歳) 弱冠二十歳にしてこのスタイリング。ブランド選びから着こなしまで肩肘張った様子はないのに、コーデのバランスは明らかに計算されている。特に象徴的なのがリーバイスだろう。 いわゆる“ゆるダボ”系のクラッシュデニムで、インチもジャストよりは少し大きめに違いない。それでも色落ちの美しさ、手入れの行き届いたローファー、マリンなニットでダラシなさを相殺し、フレッシュにフィニッシュ。絶妙なバランス感覚である。
◇ いつものデニムコーデをガラリと変える、“ゆるダボ”リーバイス。501や505と二刀使いすれば、トップスやシューズもまた違った表情を見せてくれるに違いない。
OCEANS編集部