フォートナイト のトップクリエイターたちが今もっとも注目するプラットフォームはRoblox
記事のポイント フォートナイトの大手クリエイティブスタジオであるアトラス・クリエイティブがRoblox戦略担当ディレクターを採用し、本格的にRoblosに進出。 Robloxはメタバース領位におけるブランドエコシステムで中心的な役割を担い、多くのブランドが仮想空間での活動を強化。 アトラス・クリエイティブは、Robloxならではのブランド体験に注力し、没入型体験やイベント構築を通じてブランド展開を目指す。 今のところ、Robloxはブランドにとってメタバースへの最も効果的な突破口だ。フォートナイトの大手スタジオであるアトラス・クリエイティブ(Atlas Creative)はこれに注目している。彼らは2023年12月8日、Robloxへの戦略的な進出を発表した。 Robloxへの進出を指揮するため、アトラス・クリエイティブはRoblox戦略担当ディレクターとしてアレックス・グラハム=ワトソン氏を採用した。この動きは、メタバースのブランドエコシステムにおけるRobloxの中心的な役割を浮き彫りにし、ブランドが仮想空間内の消費者にリーチするために複数のプラットフォームで活動することが今後ますます増えていくことを示している。 「多くのパートナーからRobloxやマインクラフト(Minecraft)について問い合わせを受ける。今はゼペット(Zepeto)でさえも大きな話題となっている」とアトラス・クリエイティブのマイケル・ヘリガーCEOは語る。「現時点で、Robloxはブランドを展開していくのに最適な場所の一つだと考えている」。
優れたブランドエコシステムを有するRoblox
ヘリガー氏は、2024年にはさらに多くのフォートナイトスタジオがRobloxに参入すると予想しており、「彼らが興味を持つ理由ははっきりしている。単純に資本の論理に従っているだけなのだ」と述べた。エピックゲームズ(Epic Games)はフォートナイトとアンリアルエンジン(Unreal Engine)をブランドにとってより利用しやすいものにしようと努力している。 それにもかかわらず、Robloxはメタバース空間の競合プラットフォームよりもはるかに発達したブランドエコシステムを持っている。Robloxのユーザーはブランド化された世界の中で時間を過ごすことに慣れており、同社はパートナープログラムなどの取り組みを通じてブランドやマーケティング担当者を迎え入れている。 アトラス・クリエイティブで新設されたRoblox部門は、以前Robloxスタジオのスーパーソーシャル(Supersocial)でパートナーシップ・リーダーを務めていたグラハム=ワトソン氏が率いる。アトラス・クリエイティブはアイハートラジオ(iHeartRadio)やアックスボディスプレー(Axe Body Spray)、NBAなどのブランドとフォートナイト内ですでに取引している。Roblox内で没入型体験や一回限りの特別なイベントを構築するための支援を行ない、ブランドへ売り込むことで同社の潜在的なクライアント層を広げている。