【プレミア12】井端ジャパンが連覇へ好発進! 流れをつかんだ「3人で1点」の電光石火の攻撃
「1、2、3番に限らず、この打線はどんどん初球から打っていける選手が多いなかで、1、2、3番は特に(投手の)右左関係なく、オーストラリアのサイドやアンダースローがいるなかでも気にせず打っていけるバッターなので。それが初回、いい形で出たなと思います。追い込まれてもなんとか粘れるバッターというところで、いい働きをしてくれたと思います」 侍ジャパンはオーストラリア戦で合計13安打を放ったなか、ポイントゲッターになったのは"4番候補"のふたりだった。初戦で4番に抜擢された森下翔太(阪神)は4打数3安打で2打点、6番に回った牧秀悟(DeNA)は2点差に迫られた7回に貴重なセンター前タイムリーを放った。 【嫌な流れを断ち切った藤平尚真の好投】 対して、打線全体の"潤滑油"になったのが、1番の桑原と2番の小園だ。 日本シリーズでMVPに輝いた桑原は5打席でヒットこそ出なかったものの、2つの四球と2つの犠打を記録している。 「(2つの犠打も)しっかりやって、うしろのバッターにつなぐ役割もしっかりやっていければと思います。そつのない野球をしっかりしないと、やっぱりなかなか勝ちに結びつかないと思うので。打線としてしっかり戦っていけるように、自分がその位置にいれればいいかなと思います」 かたや、小園は2回に一死満塁から一塁ゴロで2点目をもたらせると、6回にはセンター前安打を放って状態のよさを示した。走っても2個の盗塁を決めている。 「(自分の役割は)うしろにつなぐだけかなと思います。大きいホームランが打てるわけではないので。うしろにいいバッターも多いので、どんどんつないでいけたらなと思います」 侍ジャパンの打順にはさまざまなパターンが考えられるなか、「2番」に据えている井端監督の期待をどう受け止めているのだろうか。 「やっぱり2番って、なかなか難しい打順だと思います。いろんなことをしないといけないと思うので。そういう難しさもありますけど、上位を打たせてもらっているのは期待してもらっていることだと思うので、応えられるように頑張りたいです」