能登の銭湯、東京で応援 ペンキ絵公開制作 善意募り、グッズ販売
東京・千駄木の銭湯「ふくの湯」は12日、能登半島地震復興支援イベントとして、銭湯ペンキ絵の公開制作を行った。「能登の銭湯を応援したい」との思いから企画した。会場で見学者から募った善意やグッズの販売収益の一部を、石川県公衆浴場業生活衛生同業組合に届ける。 銭湯絵の塗り替えをイベントにして復興支援につなげようと、銭湯愛好者グループの「銭湯もりあげた~い」が企画した。銭湯絵師の中島盛夫さんと田中みずきさんが協力し、壁に富士山を描く様子を公開した。 グループは今月4、5日に七尾市などの銭湯を巡って現状を聞き取り、イベント内で紹介。被災した珠洲市の「珠洲温泉宝湯」の再建に向けた取り組みも紹介され、会場では宝湯のグッズも販売した。 ふくの湯オーナーの村西彰さんは「少しでも能登の銭湯に元気になってもらいたい」と話した。