台風5号 宮城の「食」にも影響 収穫間近の梨農家も対策 名物丼の販売見合わせも
khb東日本放送
台風5号は宮城の「食」にも影響を及ぼしています。
美里町では収穫を間近に控えた梨農家が対応に追われていました。 間もなく収穫を迎える「幸水梨」。 美里町北浦の梨農家涌井良宣さんは、実の落下や傷を防ごうと、台風上陸前の早朝から防風ネットの補修作業を行っていました。 涌井良宣さん「強い風さえ来なければ助かるなと思っています。収穫間際の幸水は傷がつきやすいのでなおさら心配なところはあります」 美里町では台風による大きな被害は確認されず、涌井さんの農園でも梨への影響は今のところ確認されていないということです。 涌井良宣さん「梨の皮が枝で擦れて黒くなってくると見た目の商品価値が落ちるのでその辺心配なところがあります。」 台風の影響はお盆の書き入れ時の飲食店も直撃しています。 南三陸さんさん商店街。 ウニをふんだんに使ったキラキラ丼が人気ですが、店先に書かれているのは「入荷停止」「トッピングのみ」の文字です。 台風でウニの水揚げが滞っているため、販売を見合わせる店が見られました。 町内で「キラキラ丼」を提供する松原食堂もこの状況に頭を悩ませています。 松原食堂渡邊浩店長「お盆明けあたりにもしかしたら提供がストップするかもしれません」 今後ウニの在庫が無くなれば提供休止を検討せざるを得ない状態になっているということです。 多くの客が見込まれる時期だけに、提供休止は大きな痛手です。 松原食堂渡邊浩店長「お盆の忙しい時期に台風が来てウニが提供できないのは困りますよね。台風が去ってもすぐ漁ができるわけじゃ無いので(入荷まで)約1週間ぐらいかかると思います」
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