総合格闘家石井慧がWWEロック様とハリウッド映画共演「もっと頑張ろうと」「将来を踏まえて」
08年北京オリンピック(五輪)柔道男子100キロ超級金メダルで総合格闘家の石井慧(37)が、WWEのザ・ロックこと俳優ドゥエイン・ジョンソン(52)と映画共演する。 総合格闘技界のレジェンドとなるマーク・ケアーを主人公に薬物依存や勝利への欲求、愛や友情を巡る闘いを描く新作映画「ザ・スマッシング・マシン」に出演し、ハリウッド映画デビューを果たすという。 海外メディア情報では5月末から8月ごろまで撮影が行われ、ジョンソンが主演のケアー役、プロボクシング4団体統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)がケアーのライバルとなるウクライナの総合格闘家イゴール・ボブチャンチン役を演じる話題作となっている。 8日に日刊スポーツの取材に応じた石井は、映画出演の事実を認め「キャスティング会社からダイレクトに連絡があり、ディレクターとミーティングの上で決まりました」と出演経緯を口にした。守秘義務などから配役を含めた詳細は一切、明かさなかったものの、WWEスーパースターのジョンソンとは撮影現場で会っているとし「温かく元気の出る言葉をかけていただき、僕自身、もっと頑張ろうと思いました」と感謝の言葉を口にした。 現在、総合格闘家としての活動を休眠している期間での出演オファーは絶好のタイミングだったという。以前から俳優活動にも強い興味があっただけに、石井は「ディレクター、スタントディレクターも素晴らしい方々で僕自身、この映画が楽しみです。この映画に限らず、将来を踏まえて演技とスタントの勉強をするつもりです」と声をはずませ、異なる「プロの仕事」に触発されていた。石井の役どころも含め、今後の発表が注目される。