[関東ROOKIE LEAGUE]新たな歴史を切り拓いた東海大高輪台。プレーオフはドローで敗退も、Cリーグ初優勝、Bリーグ初昇格!
[9.8 プレーオフ1回戦 武南高 1-1 東海大高輪台高 時之栖裾野G] U-16全国大会出場をかけた戦いは、大会規定によって引き分けで敗退。だが、東海大高輪台高(東京)GK安井文哉(大宮アルディージャU15出身)は、「僕だけの力じゃなくて、みんなで守ったから。悔しい結果になったけど、最高の試合ができたかなって思います」と胸を張った。 【写真】「美人すぎ」「色っぽい」「めまいがしそう」元TBS宇垣美里アナのユニ姿に大反響 「2024 関東ROOKIE LEAGUE U-16」Cリーグで初優勝し、初めてプレーオフに挑戦。Bリーグ優勝の武南高(埼玉)にシュートまで持ち込まれるシーンが増えていたものの、「武器はセービング。ミドルシュートとか1対1とか。反応とキックも得意としています」というGK安井が果敢な飛び出しや鋭いシュートセーブを連発した。 また、CB栗田竹千代や右SB吉良星冶らDF陣が最後まで足を伸ばしてゴールを守るなど奮闘。そしてボールを奪い返すと、正確に繋いで押し返し、CリーグMVPのMF橘琉斗のドリブルや連動した崩しでPA脇のポケットへ侵入した。 安井が「全員が均等に上手くて、1人のデメリットのところを誰かのメリットでカバーできたり、バランスがいいチームだと思います。仲が良くて言い合える関係だから、ギスギスしてなくて、試合中でもお互い喋れていて、だから他のチームより最後まで粘り強くやれたと思います」と説明する1年生たちは、0-1の後半35分に右ロングスローから交代出場FW小河原翔太が同点ゴール。引き分けに持ち込んだ。 2回戦進出の権利は掴めず、選手たちは悔しがっていたが、2021年の「関東ROOKIE LEAGUE」参戦から4年目で初のBリーグ昇格と歴史を塗り替えた。相馬哲平コーチは「上手さとか派手さはないんですけど、一人ひとりが頑張る。(落とせないゲームで)踏ん張れて負けなかった。あと、失点が少なかったっていうのが非常に大きい」と分析する。 交代でゴールを守ったGK安井、GK堀田凌成、GK金子瑛汰にも支えられたチームは9試合で7失点とCリーグ最少失点で頂点に立ち、この日も上位リーグの武南を最後まで苦しめた。 新たな歴史を切り拓いた世代は、先輩たちとともに選手権初出場などに挑戦。安井は「今後、1年生から選手権に。来年も出て、東京都1位取って全国の舞台に立ちたいです」と宣言し、橘も「Bリーグ昇格っていうのが、まず高輪台として初めてっていうところで凄く嬉しい。(高校3年間では)東京で1番取って選手権に出ます」と掲げた。「関東ROOKIE LEAGUE」やプレーオフで体感した課題を改善し、激戦区・東京を勝ち抜く力を身につける。
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