瀬古樹所属のストーク、シューマッハ監督の解任を発表「成功のため、方向転換の時が来た」
ストークは16日、スティーヴン・シューマッハ監督の解任を発表した。 現在40歳のシューマッハ監督は、これまでにエヴァートンのユースチーム、プリマスのトップチームなどで監督を務めており、昨年12月にはチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)で残留争いを強いられていたストークの新指揮官として迎え入れられた。最終的には17位フィニッシュへ導き、最低限の目標は達成した。指揮を執って2年目となる今季は、第5節終了時点で2勝3敗という成績を残していたが、シーズン序盤戦のこのタイミングで監督交代の決断がなされた。 なお、シューマッハ監督だけでなく、マーク・ヒューズ氏、クリス・コーエン氏、ピーター・カバナー氏、エリオット・ターナー氏といったコーチングスタッフ陣もクラブを離れることが決定。正式な後任が決まるまでは、アレックス・モリス氏とライアン・ショークロス氏が暫定的にチームを率いるという。 ストークのスポーツ・ダイレクター(SD)を務めるジョン・ウォルターズ氏は、決断の背景を次のような言葉で説明し、シューマッハ監督とコーチ陣が収めてきたこれまでの功績に感謝を述べた。 「SDとしての私の役割は、ストークの長期的な利益のために、時には厳しい決断を下すことだ。ジョン・コーツ会長との継続的な話し合いの結果、クラブに成功をもたらすため、方向転換の時が来たと感じている」 「我々のクラブには、成長を望む若い選手が揃ったダイナミックなチームと、成功を収めるための明確なビジョンがある。これらに基づき、近日中には新たな人事を発表したいと考えている。目標を達成するためには、ファン、スタッフ、選手たちが一致団結して応援してくれることが必要だ」 「サッカー界ではいつもそうだが、こうした決断は難しいものだ。スティーヴンと彼のスタッフたちの今後の成功を祈っている」 また、コーツ会長も次のようにコメントを発表した。 「スティーヴン、マーク、クリス、ピーター、エリオットがこのクラブで継続的に見せてくれた努力に対して、多大なる感謝を表明する。このクラブから旅立つ彼らの今後のキャリアに幸多かれと願っている」 「我々はこのに集まった選手たちを信頼しており、彼らが今シーズンのストークに成功をもたらしてくれると固く信じている。ファンのみなさんには、忠実で情熱的なサポートに心から感謝していることを伝えたい」 現在のチームには、今夏の移籍市場で川崎フロンターレから完全移籍加入したMF瀬古樹も在籍している。瀬古は14日に行われたチャンピオンシップ第5節のオックスフォード・ユナイテッド戦にて、加入後初のメンバー入りを果たしたものの、出場機会は得られず。チームも0-1で敗れていた。
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