74歳、節約家が「物価高騰」の今、気をつけること。まとめ買いはしない、食事は抜かない
食事はシンプルにすると、より節約になる
メモ書きを朝食と昼食だけにしているのは、夕飯は書き出す必要のないほどごくシンプルだからです。残り物をひとつずつ豆皿にのせ、おつまみのように鼻歌混じりに食べる夕飯が好きです。食生活のメリハリ化ですね。 できれば、夏なら普段の食卓を離れ、ベランダや窓際の小卓で総菜を突っつくもの、遊び心があるではありませんか。お腹いっぱい食べることより、とくに単身者は生活を活性化するためにも、食生活を楽しむことが大事です。火を使わない食事を一回採ると、光熱費・水道料が軽減できます。なにより食後の片づけがラクで、ゆっくりくつろぐことができます。
食事を抜かないのも、節約には大切
朝昼を抜いたり、食べたくないときは食事をとらない、ということもしないように心がけています。食べないでいると、結局いつかは食べすぎてしまったり、、お菓子をだらだら食べ続ける原因にもなります。決まった時間に食事を採ることも、食の節約につながります。今日すべきことは、いやでも真っ先に片づけるように、一日の時間配分を習慣化させれば、体内時計をつくることができます。時計を見なくても、朝起きたら顔を洗うように、体が動いてくれるようになるのです。 とはいえ、無理な食費節約には注意が必要です。食費を削りすぎるのは、無理にダイエットをして体を壊してしまうのに似ています。節約生活を無理なく持続させるためには、自分の健康を考えながらも、楽しさを見つけていくのがベストです。私の場合は、野菜や果物の皮を食べられるか挑戦し、いかにフードロスを防ぐかをゲーム感覚で楽しんでいます。
小笠原洋子