蓮舫氏の都知事選出馬で立憲はガッチリ一丸 「意外に友達は少ない」気になるアンチや維新の動向
台湾との二重国籍が問題になった時のことが蒸し返される心配もあるという。これについては、蓮舫氏が日本国籍を選択宣言したことで決着している。「すでに終わったことなんですよ。今は多様性の時代。うちの切り返しとしては、様々な人がいることで国際的な街にすることができるという方向性です」(立憲関係者) ■東京へのこだわりが 蓮舫氏は参院議員4期目。今年でちょうど20年になる。神奈川県の女性市議は蓮舫氏の東京へのこだわりを語る。 「この間、衆議院に鞍替えしてはどうかという話は何回も出ましたが、彼女はうなずかなかった。それよりも、地元の東京都をどうにかしたいという思いがあったのでは」 そして党内きっての勉強家なのだという。 「政策をよく勉強し、とりわけ、国の補助金が出ている団体や基金については詳しいです。ずっと研究しているので、1、2年で担当が替わる官僚より遥かに詳しいです。都知事になったら、都の外郭団体へのムダ遣いを容赦なくカットするでしょう。利権の温床にメスを入れるのは彼女の大きなテーマですから」(前出・鈴木氏) 蓮舫氏が選挙戦を戦うには野党勢力、反自民勢力の結集が必要になる。気になるのは維新の動向だ。小池氏か蓮舫氏か、それとも独自候補か。 維新の東京を牛耳っているのは音喜多駿参院議員だ。元都民ファーストの創設メンバーの1人だったが、小池氏のやり方に反発して、都民ファーストを離党した経緯がある。 「もし、独自候補を立てなければ、維新は蓮舫さんに傾斜するのではという期待感は正直あります」(立憲関係者)
上田耕司