【特集】『運転手不足』と『2024年問題』で相次ぐ路線バスの廃止「1日15時間勤務」元運転手語る過酷な労働実態…“地域の足”が迫られる選択の時
一方で、路線バスの代わりにはならないと指摘する声もあります。 (地域交通に詳しい 宇都宮浄人教授) 「一度に何十人という人が利用するバスを、オンデマンドで賄おうとか、ライドシェアでタクシーのような形で1人・2人・3人を運ぶ、これでは賄いきれません。本来であれば、バスのような人々の暮らし、経済活動にとって基礎的なインフラとなるものは、しっかり公的に支えていかなければならないものです。そこの議論を抜きにして、別のことを考えてはいけないと思います」
税金を使って路線バスを残していくのか、廃止を受け入れて新たな方法を探るのか―。“地域の足”も、選択を迫られる時がすぐそこまで来ています。 (「かんさい情報ネットten.」2023年11月16日放送)
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