6月の人種差別発言でFAがベンタンクールを告発…出場停止処分の可能性も
トッテナムに所属するウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールは、6月にした人種差別発言を受け、イングランドサッカー協会(FA)から告発されたという。イギリス『Daily Mail』電子版が報じている。 【動画|ニューカッスル vs トッテナム】試合ハイライト プレミアリーグ第3節 問題となっているのはベンタンクールが、6月にウルグアイのテレビ番組『Por La Camiseta』に出演した際の発言だ。同番組内でベンタンクールが「(韓国人は)みんな同じように見える」と発言したことがSNS上で拡散されると、人種差別発言だと炎上した。後にベンタンクールは自身のインスタグラムで「ソニー(ソン・フンミン)、起こしてしまったことを謝罪する。あれはただの酷いジョークだった」と自身の発言を謝罪している。 この件を受けてFAは12日に、「ロドリゴ・ベンタンクールは、インタビューに関連した不正行為により、FA規則E3に違反した疑いで起訴された」と声明を出した。違反内容については次のように指摘している。 「トッテナム所属のMFは、不適切な行動をしたり、暴言や侮辱的な言葉を使用するなど、サッカーの評判を落とす行為をするというFA規則E3.1に違反したとされる」 「さらに明示的、暗示的を問わず、国籍や人種、民族的な起源への言及を含んでいるため、FA規則E3.2で定める“悪質な違反”に該当する」 そして『Daily Mail』は、過去にエディンソン・カバーニが同じような違反をした例を出し、3試合の出場停止処分が下される可能性を報じている。2020年に当時マンチェスター・ユナイテッドに所属していたカバーニは、SNS上で「Negrito」という言葉を使用したことで、3試合の出場停止と10万ポンド(約1890万円)の罰金が科せられている。 またFAは、「ロドリゴ・ベンタンクールは、2024年9月19日(木)までにこの告発に対する回答を提出する必要がある」と述べている。ベンタンクールは、15日に行われるアーセナルとのノースロンドン・ダービーには出場する見込みだが、この告発が有罪となった場合には、第5節ブレントフォード戦以降で欠場する試合が出てくるようだ。
SPOTV NEWS