男女3人の青春のひと時。カンヌ映画祭出品「国境ナイトクルージング」
北朝鮮に近い中国の延吉を舞台に、偶然出会った若い男女3人のひと時を描き、第76回カンヌ国際映画祭ある視点部門への出品ならびに第96回アカデミー賞国際長編映画賞シンガポール代表作への選出を果たした「国境ナイトクルージング」が、10月18日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開される。ティザービジュアルと特報映像が到着した。 「国境ナイトクルージング」特報映像 友人の結婚式に参列するため、冬の延吉を訪れたハオフォン。披露宴が終わり、上海に戻る翌朝のフライトまで、暇つぶしに観光ツアーに参加する。ところが運悪くスマートフォンを紛失し、観光ガイドのナナはお詫びとしてハオフォンを夜の街に連れ出す。男友達のシャオも合流して飲み会は盛り上がり、3人はナナの部屋になだれ込んで朝まで飲み明かす。 そのまま寝過ごしてフライトを逃し、途方に暮れるハオフォン。ぽっかり空いた週末、シャオの提案で3人はバイクに乗り込み国境クルージングに出かける。目的もなく数日を一緒に過ごしただけ。それでも心から笑い、冒険した思い出が、迷える若者たちの未来を変えていく──。
監督は「イロイロ ぬくもりの記憶」(13)でカンヌ国際映画祭カメラドールを受賞したシンガポール出身のアンソニー・チェン、プロデューサーは「MEMORIA メモリア」(21)「熱帯雨」(19)のメン・シェ、撮影は「少年の君」(21)のユー・ジンピン、音楽は“シンガポールのアンビエント・ボーイ”ことキン・レオン。 キャストは、ナナ役に「少年の君」のチョウ・ドンユイ、ハオフォン役に「唐人街探偵」シリーズ(15~)のリウ・ハオラン、シャオ役に「流転の地球」(19)「あなたがここにいてほしい」(21)のチュー・チューシアオを配する。 是枝裕和監督が「本当に大好きな作品」と称える、繊細でドリーミーな青春映画に注目だ。
「国境ナイトクルージング」
監督・脚本:アンソニー・チェン 出演:チョウ・ドンユイ、リウ・ハオラン、チュー・チューシアオ 2023年/中国・シンガポール/中国語・一部韓国語/100分/1:2.00/5.1ch 原題:燃冬 英題:The Breaking Ice 日本語字幕:本多由枝 PG-12 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム © 2023 CANOPY PICTURES & HUACE PICTURES 公式サイト:kokkyou-night.com