つるの剛士、“最強の自己肯定感”を育んだ両親からの言葉「親との関わりはそれほど“密”ではなかったけれど…」
タレントとしてマルチに活躍する一方、保育士資格を持つ5児の父親で“現役大学生”という、つるの剛士さん。多忙な中、2度の育児休暇をとり、積極的に「イクメン」経験を積むと、次は幼児教育の世界に飛び込み、非常勤幼稚園教諭としても勤務。また大学では、こども心理学部で“学び”を継続中といいます。そんな、保育現場も体験されている「先輩パパ」つるのさんに、ご自身の経験や気づきについて語ってもらったり、日々子育てに奮闘しているパパ&ママたちの悩みに「元気が出るアドバイス」をしていただいたりする連載です。 【これは効く!】5児のパパ・つるの剛士流、子どもに響く「自己肯定感を高めるほめ方」 今回は、with class mamaメンバーのいわママさんに、ご自身の教員体験と、子育て中のママたちから寄せられたお悩みをぶつけて、自他ともに認める“自己肯定感最強”パパのつるのさんと対談してもらいました。
Q.つるのさんの自己肯定感の高さはどこから?
<教諭時代、“底辺高校”には無気力、無関心な子が多かった(いわママ)> いわママ:私は出産前まで高校の理科教員として働いていたのですが、その高校というのは底辺校と言われるような“地域で最も勉強が苦手な子が集まる学校”。赴任が決まったときには勝手に「ごくせん」をイメージして、やんちゃで勉強はしないけれど、何かに熱くなったり、反抗心が強くてエネルギーに溢れている子どもたちなのだろうと思っていたんです。 つるの:いわママさんは高校の先生だったんですね! なんか緊張しちゃうな(笑)。その高校は、想像していた“ヤンキー校”とは違っていたんですか? いわママ:そうなんです。エネルギーに溢れているどころか、エネルギーのかけらも感じられない、無気力・無関心の生徒たちがたくさんいました。こちらも若かったので、パワフルな生徒たちと、どんなふうに対峙していこうかと意気込んでいたのに、肩透かしにあった感じでした。 つるの:僕も学生時代は勉強なんて全然しなかったから、大きいことは言えませんけど(笑)、無気力、無関心というところが気になりますね。その年代って、学校の勉強以外にやりたいことがたくさんあったり、部活のことで頭がいっぱいになったりと、ある意味“ギラギラ”していると思っていました。 いわママ:そういう前向きなエネルギーがないんです。「どうせ〇〇したって……」「自分なんて……」という口癖があったりして、諦めというか、自己肯定感の低さを根底に感じました。