【陸上】パリ五輪マラソン出場のレベッカ・チェプテゲイが交際相手に火をつけられ重体 アスリートに対する暴力事件が増加
女子長距離のレベッカ・チェプテゲイ(ウガンダ)が交際相手にガソリンをかけられた上で火をつけられ重度のやけどを負い、ケニアの病院で治療を受けていることが報じられた。 03年世界陸上男子走高跳金メダルのフライターク氏が死去 警察は殺人事件として捜査 事件はチェプテゲイがトレーニングを行うケニア西部の自宅で発生。相手が口論の末、チェプテゲイにやけどを負わせ、重体となっていると警察から発表されている。 両者は土地の権利などをめぐって争っていたとみられ、捜査が進められている。 33歳のチェプテゲイはパリ五輪の女子マラソンに出場しており、44位だった。ブダペスト世界選手権ではマラソン14位。22年にタイで行われたマウンテントレイルランニング選手権では金メダルを獲得した実績を持つ。 東アフリカではアスリートに対する暴力事件が増加しており、殺害にまで至るケースも複数起こっている。 2021年には東京五輪女子5000m4位のA.J.ティロップ(ケニア)さんが夫とみられる人物により刺殺されたほか、22年にバーレン国籍のD.M.ムチュアさんがケニア国内で絞殺されているのが見つかっていた。また、男性3000m障害で活躍したベンジャミン・キプラガットさん(ウガンダ)が昨年12月にケニア・エルトレッドで暴漢に刺殺されていた。
月陸編集部