<#わたしの新庄・3回目のセンバツへ>/10 何事も楽しんで 伊永大蔵選手(2年) /広島
◇伊永大蔵(これなが・たいぞう)選手 左翼手として先発出場し、広陵を破った昨秋の県大会準々決勝が忘れられない。1点を追う二回1死、内野安打で出塁すると後続の連打で同点のホームを踏んだ。チームが目指す「スモール・ベースボール」を体現した形で、七回を9―2で終えてコールド勝ちした。 小学3年で野球を始め「何事も楽しむ」を信条とする。甲子園常連校の広陵には、先輩らが幾度もはね返されてきただけに「楽しかった」とも。 続く中国地区大会も決勝で勝ち越し適時打を放って初優勝をたぐり寄せたが、出場4試合で安打はこの1本のみに終わった。冬場はコーチに指導を仰ぎ、ミートポイントの補正に取り組む。夢の甲子園に向けて調整が続く。【中島昭浩】=つづく