ラグビー “王者”帝京大が慶大に73―24で4強進出 11トライの猛攻
◆ラグビー◇全国大学選手権 準々決勝 帝京大―慶大(21日、秩父宮) 準々決勝が行われ、3連覇の帝京大が、慶大を73―24で下し、4強入りを決めた。 “王者”帝京大が力の差を見せつけた。前半5分、敵陣22メートル内に攻め込むと、素早いパス回しで右に展開し、最後はNO8グアイニ優人が先制トライ。同12分には、WTB日隈太陽もトライを重ねた。 ただ、慶大も食らいつく。強力な守備で流れを作ると同21分、敵陣ゴール前にモールで押し込み、CTB今野椋平が2試合連続のトライを挙げた。7―24の同34分では、敵陣でボールを持ったCTB村田紘輔が相手守備の間をくぐり抜け、前に出ると、WTB石垣慎之介にパスし、トライを演出した。しかし帝京大は、同37分にフランカー青木恵斗主将がトライを奪うなどを前半だけで6トライを量産。帝京大が38―14でリードして折り返した。 後半も帝京が主導権を握った。6分、14分に日隈がトライを決め、前半と合わせて“ハットトリック”を達成。52―14の同22分には連続攻撃で敵陣22メートル内に攻め込むと、パスを受けたロック本橋拓馬にトライが生まれた。対する慶大も19―66から同38分に敵陣モールで約20メートル押し切り、フッカー中山大暉のトライで粘ったが、帝京大は後半も4トライと勢いは止まらず、快勝につなげた。
報知新聞社