韓国・ビル崩壊事故から3年…終わらない責任追及と刑事裁判
【01月10日 KOREA WAVE】韓国光州市西区花亭洞のマンション「現代アイパーク」新築現場で2022年1月11日発生した外壁崩落事故からまもなく3年が経つ。光州地裁は今月20日、業務上過失致死、建設技術振興法違反、住宅法違反、建築法違反などの罪に問われている3社と被告17人に対し、判決を下す。 事故は2022年1月11日午後3時47分ごろ発生した。アイパーク2ブロック201棟のマンション新築工事現場で、39階建ての屋上でコンクリート打設中、23~34階の外壁が崩壊し、作業員6人が死亡、1人が重傷を負った。 現場では、建築に不可欠な下層の支柱が撤去された状態で、上層部のコンクリート打設が進められた。支柱がないことで重量に耐えられなかった建物はそのまま崩壊した。捜査当局は「人災」と結論付け、HDC現代産業開発など3社と関係者17人を起訴した。 裁判は2022年5月に開始されたものの、証人尋問や争点整理に時間を要し、長期化している。検察側は「被告らは崩壊事故の責任を認めず、責任転嫁に終始している」として禁固2年から懲役10年を、HDC現代産業開発には罰金10億ウォンを求刑するなどした。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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