<川床明日香>大学4年、“お芝居のため”アルバイトも 「虎に翼」で注目の22歳 デビューから10年「ようやく点と点が線に」
◇最近はお芝居が上手になりたいという欲がすごくある
川床さんは現在大学4年生。改めて「自分はこの道(=俳優)を進んで行くぞ、と意気込んでいたところで『虎に翼』に出会えたのは、一つ背中を押してもらった気もします」と話す。
その上で「今後どういう作品に出たい、どういう役を演じたいというより、最近はお芝居が上手になりたいという欲がすごくあるのを感じていて。うまくなるためにはどういうふうに普段過ごしていけば、お芝居の幅、厚みが出せるようになるかを考えるようにはなりました」とも明かしている。
そんな川床さんは、お芝居に生かすための社会経験として、自ら進んでアルバイトもしているという。
「私はお芝居をする上で、自分の経験の中からでしか引き出せないタイプ。そういった意味で、今後より必要になっていくのは社会経験なのかなと。これまでは学生として、周りと同じ経験ができてきたけれど、この先、社会人とか、自分が経験してこなかった役を演じなくてはいけない機会がきっと増えるだろうから、そのための経験を増やしていくことは、今後も大切にしていきたなと思っています」
さらにはアルバイトをすることで「1時間働いていくら、とか、目に見える成果、物の価値観を知る上でもいい経験になっています」とほほ笑む川床さん。最後に、デビューから10年近くがたった現在の心境を聞くと……。
「何気にもう10年目で、来年11年と考えると、自分の年齢のほぼ半分、この仕事をしてきたことになってしまうんですよね。だからというわけではないのですが、始めたときは嫌だったことも含めて、このお仕事がアイデンティティーになっているということを自分の中で認められるようになったというか、素直に楽しいと思えるようになった気はしています」