軍事費「増額続ける」 トランプ氏に配慮 前台湾総統
【台北時事】台湾の蔡英文前総統は23日、カナダ東部ハリファクスで開かれた国際安全保障フォーラムで演説し、米国製武器購入を含む台湾の軍事費について「安全保障上の必要に応じ、われわれは確実に投資を増額し続ける」と説明した。 「台湾はわれわれに防衛費を払うべきだ」と主張しているトランプ次期米大統領に配慮した発言だ。 蔡氏は、中国の威圧や国際環境の変化に対処しながら「台湾の社会や指導者は強靱(きょうじん)で現実的になった」と言及。その上で、民主主義陣営が専制主義国に打ち勝つためにも対ウクライナ支援が必要だと訴えた。