なぜ?大谷に“Wブーイング”…異様な雰囲気の敵地で先制7号ソロを放った二刀流スターをド軍ナインもブーイングで出迎え…ロバーツ監督「とても面白かった」
MLB公式サイトも、このシーンに触れ、こう伝えた。 「大谷がブーイングを受け止めた一方で、彼のチームメートの何人かとデーブ・ロバーツ監督は驚いていた。このオフの噂(トロント決定騒動)を知らなかったウィル・スミスは、なぜ観客のファンたちが大谷にブーイングを飛ばしていたのかについて混乱していた。しかし、その瞬間、ドジャースは、ある楽しいことをしようと決めた。大谷が(本塁打を打って)ダグアウトに戻ってくるとチームメートたちは大谷にブーイングを浴びせたのだ」 アメリカらしい祝福だったと言える。 ブーイングを力に変えた大谷を称えて「楽しもう」とばかりに激励したのである。 同サイトはロバーツ監督が試合後に2つのブーイングに対して語った言葉を紹介している。 「とても面白かった。彼はあれに快感を覚えていた。しかし、モチベーションになったとは思わない。彼は(これまでも周囲の雑音を)上手に分け隔てて行動できることを示してきた。だから彼はブーイングを聞いた時、そして打席に回った時、しっかりと自分のバッティングを行っていた」 大谷が大ブーイングを切り裂いて放った7号ソロは、ロバーツ監督がドジャースでの現役時代に放ったシーズン本塁打記録に並ぶことになった。 大谷はベンチでの“ブーイングセレブレーション”を受けた後に「並びましたよ!」とロバーツ監督に声をかけたという。そのことを明かしたロバーツ監督は、「彼は私の持つドジャースでの通算本塁打数を破ることにモチベーションを感じていると思う」とジョークを交えて、次なる8号へ期待を寄せた。 一方、大谷の一発に火がついたドジャース打線に12点を奪われて大敗を喫したシュナイダー監督は、「試合は終わったこと。バシットは優れた投手で、今夜は、本来の彼の投球ではなかった。選手たちはよく戦った。しかし、タフな夜だった」と振り返り、流れを奪われた大谷の一打について「こうした夜は残念ながら起こり得る。(敗戦の)こっち側にいれば最悪で、反対の時もあるが、選手たちはプロだ。彼らはタフな試合だったと受け止めて先に進む。それが野球の美しさ。明日にまた試合がある」と続けた。明日の先発は花巻東高の大谷の先輩、菊池雄星が先発予定だ。
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