J1新潟・樹森新監督「いろいろと挑戦したい」 就任記者会見
サッカー・J1アルビレックス新潟の樹森(きもり)大介新監督(47)が26日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで就任記者会見に臨んだ。樹森氏は、ボールを保持する新潟のスタイルを継続すると強調し、「育成畑で指導していたので、選手やチームを成長させることが強み。新潟はベテラン選手も多いが、必ず成長できる。同じ方向を向いてやっていきたい」と抱負を語った。【神崎修一】 【写真まとめ】樹森新監督の就任記者会見の様子 樹森氏は埼玉県出身。前橋商、専大を経て、2000年に当時J2の湘南に入団。J2水戸などでもプレーした。06年から指導者となり、12年から水戸のユース監督を務め、23~24年はトップチームのコーチだった。 Jリーグトップチームを率いるのは初めて。樹森氏は「(J2から)飛び級での監督就任は珍しいと自覚している。いろいろと挑戦したい」と決意を口にした。寺川能人強化本部長は樹森氏を招請した理由について、「スタイルを継続することや育成を担当していたことがポイントだった」と説明した。 新潟は今季、YBCルヴァン・カップで準優勝。リーグ戦では残留争いに巻き込まれ、10勝16敗12分けの勝ち点42で20チーム中16位に終わった。22年からチームを率いた松橋力蔵監督(56)は今季限りで退任(来季J1FC東京監督に就任)。来季は新指揮官で巻き返しを図る。