空きスペースを活用する「スキマ副業」“自宅の駐車場を時間貸し”で月5万円、“空き家を宅配ドライバーの休憩所”にして月8万円の収入に
空き家を宅配ドライバーの休憩所に
子供が独立して空き部屋があるなら、その一室だけをトランクルームとして貸すのもいいだろう。 「実はシニア層からの需要があるんです。実際、知人の70代の母親は戸建てを売ってワンルームに引っ越しましたが、荷物が多くて入りきらず、トランクルームを借りています」(フルさん) 例えば物置シェアサービス「モノオク」では、1畳あたり月6000円程度(東京都の場合)が相場。 オーバー50となれば、親が不在になって実家が空き家になるケースも多い。千葉県在住のDさん(58才)の両親は食堂を営んでいたが、3年前に店を畳んでふたり揃って老人ホームに入居。建物は放置したままだったが、いまでは思わぬ収入源になっているという。 「近くにある宅配業者に相談し、ドライバーさんたちの休憩所として使ってもらうようにしました。テーブルもトイレも台所もあるし、エアコンもついているから、休憩所にはうってつけ。水道電気代込みで月8万円もらっています。元手なしの“あぶく銭”のようなものなので、サービスでお茶やお菓子なども置いています」 そう話すDさんはホクホク顔だ。 楽ちんで、働いているという実感も少ないスキマ副業だが、もちろんうまい話には注意点も。節約アドバイザーの丸山晴美さんはこう語る。 「副業で20万円を超えた場合は、確定申告をしましょう。また、あくまでスキマを利用するからこそメリットがあるので、うまい話にのせられて損をするようなことがないようにしてください」 表も参考にして、あなたの生活に潤いをもたらす稼ぎ方を見つけよう。 ※女性セブン2025年1月1日号