入団会見に臨んだオリックス育成の新助っ人・チェン

　オリックスが育成契約で獲得したU18台湾代表の陳睦衡（チェン・ムーヘン）投手（18）が1日、大阪・舞洲で入団会見に臨んだ。台湾出身の最速152キロ右腕は、「由伸2世」を目指すことを宣言。偉大な先輩が育った球団で“ジャパニーズドリーム”をかなえる。 　「ドジャースに行った山本投手のようになりたい。映像を見ても可動域も凄く広くて、凄くいいモデル」 　9月に台湾で開催された「U18アジア野球選手権」でベストナインなどを受賞し、優勝に貢献。9月6日の日本戦で4回無安打無失点と快投し、視察した福良淳一GMらの目に留まった。福良GMは「持ってるモノは凄い。期待しかない」と絶賛。支度金7500万円、年俸600万円（金額は推定）、背番号は017。秋季練習、秋季キャンプにも参加する。　（山添　晴治） 　◇陳　睦衡（チェン・ムーヘン）2006年3月23日生まれ、台湾出身の18歳。穀保家商高―台湾国立体育大。台湾代表として23年のU18W杯に投手兼内野手で出場し準優勝。今年9月のU18アジア選手権ではスーパーラウンドの日本戦で4回無安打無失点に抑えるなど2試合9回1/3を無失点で優勝に貢献。最速152キロにスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップ。1メートル81、84キロ。右投げ左打ち。