「意識したら伸びていかないものだと思う」1HR&1盗塁の大谷翔平 「52-52」に記録更新も泰然自若
◇MLB ドジャース6-4ロッキーズ(日本時間21日、ドジャー・スタジアム) ドジャースの大谷翔平選手が本拠地でのロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場。4打数3安打2打点1本塁打1盗塁の活躍を見せ、シーズン52本塁打、52盗塁の「52-52」に記録を伸ばしました。 【画像】地区優勝までのマジックを「5」としているドジャースの大谷翔平選手 前日のマーリンズ戦で3本塁打、2盗塁を記録し、シーズン成績を51本塁打、51盗塁に伸ばしメジャー史上初の「50-50」を達成した大谷選手。 第1打席の前に「50-50」を振り返る映像がスタジアムに流されるとファンやチームメートがスタンディングオベーションでたたえます。打席を外しヘルメットを片手に掲げて歓声に応えた大谷選手。「素晴らしかったです。すごいうれしかったですし感激しました。初めてのシーズンでこういうことをやってもらえるというだけで幸せだと思いました」と、振り返りました。 試合は、ドジャースが2点を追いかける展開となるも、5回にパヘス選手の一発で1点を返すと、なおも2アウト2塁のチャンスで大谷選手がバックスクリーン左に2試合連続となる52号2ランを運びます。その後も得点を加えると、ブルペンデーとなった投手陣は8人の継投で毎回となる15奪三振。6対4と逆転勝利を飾り3連勝としました。 残り8試合で地区優勝までのマジックは「5」という状況に大谷選手は、「(ポストシーズンに)必ず地区首位でいくんだというのをみんな思っています。明日あさってと試合があるのでしっかりまず勝てるように頑張りたいなと思います」と一つ一つの勝利の重要性を説きました。 また、自身の記録をどこまで伸ばせそうかと地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」のリポーター、キルステン・ワトソンさんに問われると「良いアットバット(打席)を続けて、意識したら伸びていかないものだと思うので、無心でしっかりと自分の役割ができるように頑張りたいなと思ってます」とコメントをしました。