世界トップクラスのパラサーファーが静波に集結。「第3回パラサーフィンジャパンオープン」
・Prone (プローン1) プローン1はParker Olenick (アメリカ合衆国)が良いラインに良いマニューバーを描き、波全体をボトムtoトップでパワーゾーンをうまく使いながら、まるでエアーを決めてくるのではと思うようなスピードでトップターンをしっかり2本メイクし、7.67ptと6.67ptのトータル14.34ptで優勝を決めた。 最後に『本当にたくさんの支援をありがとうございました。素晴らしい波にも乗れ、この週末は本当に楽しかった。また来年会いましょう!ありがとう!』と感謝を示した。
・Prone Assisted (プローン2) プローンには簡単に言えば、自身によるテイクオフか介助者によりプッシュしてもらうかでクラスが異なり、このプローン2では、板が波に刺さりそうな所での細かな体重移動とボードコントロールで勝敗が分かれる。 ここでは日本代表として世界を転戦している藤原智貴がボトムからのトップへのアクションでマニューバーを描く。3本目には綺麗なテイクオフから1ターン・2ターンと繋ぎ、最後のエンドセクションでは大きくカットバックも入れてギリギリのところまで波に乗り、できる事全てを足し切ったライディングで9.00ptをマークし、8.17ptと合わせて優勝を決めた。2位の生方も細かなコントロールでマニューバーを描くも逆転はできず敗退となった。
・Visually Impaired 2 (視覚障害2) VI1の選手は全盲であり、こちらのVI2は薄っすら光が見える程度の視覚度数3%という選手が出場するクラス。ここではMatt Formston (オーストラリア)が圧巻のライディングを披露し優勝した。前回大会優勝の藤崎滋も負けじと健闘するも2位で大会を終えた。 Mattはその視覚度にも関わらず、研ぎ澄まされた感覚で健常者同様の動きを披露。ボトムtoトップと素晴らしいライディングで14.00ptと高得点で優勝した。試合後、表彰式では『皆さんのお陰でここに立つことができました。マサをはじめ日本チームの皆さんありがとうございました。』と喜びの声を伝えてくれた。