朝食のあとは大運動会! 飼い主を深い悲しみから救った5名の猫さまたちとは【仏】
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第266回目はなんと5名の猫さまの登場です。 【画像】似ているようで顔が全然違う…4名のベンガルさまプラス黒猫さまの姿はコチラ
カラダを動かすことが大好きな猫さまたちの物語
【フレンチ猫さま】vol.266 猫さまの話をもっと聞かせて! 今回は5名の猫さまが登場します。 <5匹の猫さまの紹介> サフィール(Saphyr)さま3歳半、サエル(Saël)さま2歳半、タイコウ・ワイルド(Taïkõ Wild)さま2歳、タイガー・ワイルド(Taïga Wild)さま2歳、以上の4匹は全部同じベンガル種血統。そしてウマイア(Umaïa)さま生後11か月。 サフィール 3歳半 支配的で飼い主に懐っこく、社交的。高いところに登るのが得意。体格のよさとドレス模様は驚くほど。 サエル 2歳半 優しくてよくしゃべる。レース、追いかけっこ、羽根が大好き。ドレス模様は完璧。 タイコウ・ワイルド 2歳 超敏感で、怖がりだけどとても優しい。飼い主だけを受け入れる。狩猟ばかりしている。ワイルドな顔と見事なドレスを持ち合わせている。 タイガー・ワイルド 2歳 タイコウ・ワイルドとは姉妹。独立心旺盛でワイルド。兄弟や妹や飼い主に対しては優しいけど、見知らぬ人は受け入れない。ランニングと狩猟好き。野生の猫のようなルックスで、本物の小さなヒョウのよう。 ウマイア 11か月 保護施設出身。まだ小さいので何をやってもかわいい。何時間もボールをプレーをする。黒檀の黒いドレス、高くて優しいニャー、緑の目が素晴らしい。 <飼い主から見た猫たちさまとは> 家は大きな一戸建住宅です。サフィールは、以前飼っていた猫が13歳で亡くなった後、私のところにやってきました。私がまだ猫を愛することができることを証明してくれました。 サフィールひとりでは退屈なのと、ベンガルは群れで暮らすため、サエルを養子にしました。タイコウ・ワイルドは一瞬で好きになりました。タイガー・ワイルドを養子に迎えたのは、タイコウと彼女が生まれた時から切り離せない関係だったからです。2匹同時にやってきました。 ウマイアは生後約4週間、体重400gくらいの時、車のエンジンの中で発見されました。フェイスブックで彼女を見かけ、そのストーリーにとても感動しました。そして1週間後、彼女は私たちのもとにやってきたのです。私は彼女の世話をし、今、彼女はとても元気で美しいです。 うちの猫たちはとてもスポーツ好きなので、朝の食事が終わると遊んだり、撫でてもらいに来たりして、それから私は仕事を始めます。そのため、自宅のオフィスに来る猫もいれば、自分のプレイルームに遊びに行く猫もいます。 食事は『Cosma』ブランドのチキンやカツオ、鶏ささみのなどです。カリカリはセルフサービスで少食ずつ好きなだけ食べます。年長のサフィールはカリカリしか食べません。ゲームルームと屋外にあるパティオで思い存分遊んでいます。ベンガルズはトンボとバネ、そして最年少のウマイアはボール遊びに夢中です。 彼らは私の子どもたちであり、私は無条件の愛で彼らを愛しています、そして彼らは私の優先事項です。私に似てみんなとてもダイナミックで、いつも活動的です。まるで竜巻のようです。 私はサフィールの母親で、サエルの守護者です。また、私はタイコウ・ワイルドの保護者であり、彼女は私の保護者でもあります。タイガー・ワイルドの人間的友人です。私はウマイアの母親で、彼女はまだ生後7週間の時に乳離れさせました。 これからも私は最後まで彼らと一緒にいるつもりで、別れの時には可能であれば我が家の庭に埋葬したいと思っています。そうでない場合は骨壷を保管しますが、私の宗教的信念で彼らが火の中に入るのは望ましくありません。 初めて出合ったとき、最初のつながりは魔法のようでした。彼らと一緒に過ごした最初の日は忘れられません。わたしの猫たちは私の人生のすべて、静けさ、宥め、喜び、愛を教えてくれました。 ーー企業のIT部門でキーアカウントマネージャーをしている飼い主は、比較的自由に時間を使え、家でも仕事ができるので、5名の猫さまたちの世話は苦ではなく逆に喜びだと話します。13年間共にした猫さまを失ったときは絶望的な気持ちになり、もう猫さまを飼うことはないとまで思ったようです。サフィールさまが来てからは新たな人生を歩み出し、猫さまと暮らす楽しさでどんどん家族が増えていきました。もしかしたらまた子猫さま迎える日が来たりしそうですね。 著者情報 松永学 猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!
matsunaga manabu