万博紙の入場券、出足低調…販売2か月で5000枚
10月に発売された2025年大阪・関西万博の紙の入場券の販売枚数が5000枚程度にとどまっていることがわかった。事前予約が不要で購入も簡単なことから約200万枚の販売が見込まれているが、出足は低調で、日本国際博覧会協会(万博協会)は26日、東京都内で開く理事会で販売促進策を議論する。
万博の入場券は昨年11月、専用サイトで購入できる電子チケットの販売が始まった。だが、事前に来場予約が必要で購入手続きが複雑だとの声が上がり、大阪府の吉村洋文知事らが予約不要の紙チケットの導入を提案。混雑が予想されるゴールデンウィークや閉幕前などを「入場除外日」とし、10月からコンビニエンスストアなどで取り扱いが始まっていた。 万博協会によると、入場券全体の販売枚数は今月18日時点で744万枚で、前売り目標(1400万枚)の半分程度という。