坂本花織が3度目のGPファイナルで悲願の金メダル&吉田陽菜は初出場銅メダルの快挙! 住吉りをんは6位【GPファイナル】
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズを勝ち抜いた上位6人のみが進出できるGPファイナルが中国・北京で開催されており、大会3日目は女子シングルが行なわれた。日本勢は世界女王の坂本花織、住吉りをん、吉田陽菜の3人が運命のフリーに臨んだ。 【PHOTO】“世界女王”坂本花織の圧巻演技を厳選フォトでお届け! 11月のフランス大会で日本女子シニア史上初の4回転トウループを成功した住吉が、まず先陣を切った。大技4回転ジャンプを組み込んだ20歳の大学生は果敢にチャレンジしたが、態勢を崩し3回転の判定に。しかし、以降のジャンプは乱れることなくすべて着氷。初の大舞台は180.39点の6位で終えた。 18歳の吉田は冒頭でトリプルアクセルを着氷。前日のショートで転倒した武器を勝負のフリーでしっかり降りた。これで勢い付いた吉田は、すべてのジャンプをノーミスで完走。優雅なスケーティングや綺麗なエッジワークを魅せ、演技後はガッツポーズが飛び出した。 会心のフリーは自己ベストを更新する142.51点、ショートとの合計は203.16点。今季シニアデビューした逸材が初の表彰台(3位)を掴んだ。 女子の大トリを飾ったのは坂本。世界女王は今季成功率100%を誇るダブルアクセルをスピードに乗って着氷。リズムを掴むと、ルッツ、サルコウと2つの3回転も難なく降り、GOE(出来栄え点)はどちらも高い加点が付いた。 続くコンビネーションの予定が単独ジャンプになるミスはあったものの、キーポイントとなる後半の3回転フリップ+3回転トウループは成功。ファイナル初頂点へ、世界女王は正確無比なスピン、丁寧なステップで観衆を魅了。ラストの3回転ループには2回転トウループをつける冷静なリカバリーで、昨シーズンからの進化を見せた。 注目の得点は148.35点、世界最高得点を叩き出したショートとの合計は225.70点をマークし、坂本が3度目の出場で念願のGPファイナル初優勝を飾った。 構成●THE DIGEST編集部
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