破損してもリペアできる! 愛着のあるアウトドアギアを末長く使える「修理サービス」を活用しない手はナシ
筆者の経験で恐縮ですが、山登りで永く愛用していたモンベルのトレッキングポール(2011年購入)のプラスチックのパーツが経年劣化で壊れてしまって、「いよいよ買い替えかな」と思つつモンベルストアに持ち込んでみたら「修理サービスでパーツ交換すればまだまだ使えますよ」と嬉しい返答をもらって見事復活! 今も現役で使っています。 【写真】モンベルの修理サービスをチェックする(全13枚)
修理依頼はオフシーズンが狙い目
長く愛用しているウエアやギアの生地の破れ、キャンプ用品のテントポール交換、足に馴染んだ愛用のフットウエアのソール張り替えなど、モンベルの製品を末永く使えるように機能を損なうことなく、万全の体制でサポートしてくれるのがモンベルの修理サービスです。 「愛着のあるアウトドア用品が壊れてしまった」とガッカリしてそのまま廃棄してはもったいないのです。あきらめる前に修理できるかどうか、まずは相談してみるのがいいですね。 では、実際に修理依頼はどうすればいいのか? 受付は、【①】お近くのモンベルストアに持ち込む、または【②】カスタマーサービスに送付です。注意点としては修理を依頼する時はできるだけ汚れを落すのがエチケット。修理依頼品の状態を確認してもらい、修理が可能であれば見積もりをします。料金や修理にかかる日数を教えてもらい、納得すれば修理となります。 修理受付から納品までおおよそ4~6週間。納期は修理箇所の数や季節によって変動しますが、裏技として修理はオフシーズンがオススメです。テントやレインウエア、登山靴などは夏山シーズンの6~8月、ダウンウエアは12~3月頃に修理が混み合うとのこと。このピークの時期を外して修理を依頼するのが賢いようです。
破れたダウンジャケットやレインウエアも直して着る
では具体的な修理例は? 例えば中綿入りウエアの破れ修理は、修理箇所が目立たないように可能な限りキルト(小部屋)の縫い目に沿って当て布をして修理します。ダウンジャケットの破れは、範囲15×15cm以内、1カ所で2,400円(税込)が目安です。レインウエアの破れは防水生地に当て布の縫い目にシームテープで目止め処理を施します。10×10cm以内、1カ所で2,400円(税込)からです。 またモンベルやイタリアのフットウェアブランド・アゾロの登山靴のリソールは15,000円(税込)から。テントフレームのポールの修理は1本700~3,000円(税込)。トレッキングポール(折り畳み式)の修理はシャフトパーツ交換2,450円(税込)ですが、モデルによっては1,730~3,600円(税込)の幅があります。 傘の骨折れ修理で1,400円(1本交換・税込)。折れた部分の骨を交換して再び組み直します。骨の交換以外にも生地の張り替えや糸切れなどほぼすべてのパーツが修理・交換可能なので壊れたから捨てちゃうのはもったないですね。 貴方の愛用のモンベルギアも末永く使えるようにリフレッシュ修理してみてはいかがでしょうか。修理から戻ってきた愛用ギアはとても大切な逸品に生まれ変わっていますよ。
多田壮一