落石注意の標識あり! 山道ツーリング中にライダーがとれる落石対策はどんなこと?
ワインディングロードを走行していると、コーナーでセンターラインをクルマがはみ出してくることがあります。センターラインのない狭い道ではさらに危険です。状況を見ながら崖からの最適な距離を取るようにしましょう。 ちなみに、一般社団法人日本二輪車普及安全協会によれば、ワインディングでは「左端の白線から1mを目安に走る」とよいとされています。 また、たとえば夕焼けスポットや絶景スポットであった場合も、写真におさめようと停車することは控えるのが賢明です。ツーリング中にライダーが講じることができる落石対策はわずかかもしれませんが、落石が起こりやすい状況を知っておくだけでも、落石事故の危険を回避できる可能性は高まります。 まず、落石は、雨が続いた日や、反対に乾燥が続いた日など天気の影響を強く受けやすいことを覚えておきましょう。梅雨の時期や台風や集中豪雨などのあとには、落石が起こりやすいため、より一層注意が必要です。雪が積もったあとも雪解けに伴い地盤が緩み、落石は増える傾向があります。 また天気がよい日でも、風の強い日は、樹木が激しく揺らされるため、根の振動が影響し落石を起こしてしまうこともあります。
さらに、地震が発生した直後なども、不安定な地面は落石を起こしやすいです。地震によってすでに岩や石が道路に散乱しているかもしれません。 このように、天候や自然災害の影響で落石が起こりやすいと見込まれるときにツーリングに出掛けることが不安な人は、日程を変更できるのであれば変更するなどして対策を取るのも、極端ではありますがひとつの手です。 ※ ※ ※ 山道ツーリング中に「落石のおそれあり」の警戒標識を見掛けたら、崖、道路の両方に注意をしながら、何かあっても対処できるスピードで速やかに走行しましょう。また難易度が上がるかもしれませんが、周囲のちょっとした音の変化などにもいつも以上に注意を向けることも大切です。
Peacock Blue K.K.