NGT48北原里英、「マジすか学園の殴られ経験、活かせた」に白石監督が大爆笑
NGT48のキャプテンを務めるアイドルで女優の北原里英が、主演映画「サニー/32」(白石和彌監督、17日全国公開)で新境地に開眼だ。中学校の教師役だが、監禁され、縄で縛られ、暴行までされるという過激な役だという。 「「激しいシーンでも必要であれば演じることに抵抗はありませんでした。『何でもやります、大丈夫です』と言った結果、これまで経験したことだらけのお芝居だらけになりました」 あっけらかんと笑顔で答える北原の隣で、白石監督が苦笑いしながら、「そうは言っても、出来ることにも限界があるからね」と逆にセーブをかけたと明かす。 サニーとは「犯罪史上、最もかわいい殺人犯」と呼ばれ、11歳の少女時代に同級生を殺害したことがネットなどで神格化されている存在だ。その衝撃的な事件から14年後、藤井赤理(北原)が、サニーを信奉する中年男性2人(ピエール瀧、リリー・フランキー)に拉致監禁されるというストーリーだ。
「殴るより、殴られるほうが好き」
北原は2007年に「AKB48 第二回研究生(5期生)オーディション」に合格後、AKB48グループの人気メンバーの一人となったが、今春、グループから卒業し女優の道へ進むことを発表している。それだけに、女優としての覚悟がにじむ作品となったようだ。 得体の知れないストーカーに忍び寄られるときの恐怖におののく表情をはじめ、すべてのシーンがとにかく生々しい。 「そのリアルさは瀧さんやリリーさんに引き出してもらったものだと思っていますが、私、もともと殴る芝居よりは殴られる受け身のほうが好きなんです」
芝居とはいえ、撮影現場では実際に痛い思いをしたそうだ。 「瀧さんのビンタがまともに当たってしまいまして、2回くらい。でも、そのおかげでビンタを受ける感覚を身を持って実感できました」 そういえば過去にAKB48のドラマ「マジすか学園」のウナギ役で、殴られた経験があるはず。 「そうです! “マジすか”の経験が、今回すごく活かせました。あの頃から『殴られるの上手だね』と言われていたんです」 これには白石監督も「どんな自慢やねん!」と爆笑していた。