AKB48村山彩希がグループ卒業発表 劇場公演出演数史上初1000回達成「劇場の女神」
AKB48村山彩希(27)が27日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた公演に出演し、グループ卒業を発表した。25年6月15日の誕生日に卒業する。 【写真】ミニスカ姿の村山彩希 公演のアンコールで、グループの最新カバーアルバム「なんてったってAKB48」のリード曲で自身が初センターを務める「なんてったってアイドル」を披露。その後「皆さんにお伝えしたいことがあります。私、村山彩希はAKB48を卒業します」と切り出した。 今後については「メンバーやAKBに少しでも恩返しがしたいので、卒業してからもステージには立ち続けていきたいと思っています」と明かした。「決して簡単なことではないけど、この決断をしたからには後悔はしたくない。先輩として後輩にこれからもしっかりと背中を見せられるように、頑張っていきたいです」と瞳を潤ませながら決意を伝えた。 村山の発表に、ステージ上のメンバーらも号泣。総監督の倉野尾成美(24)は「こんなにたくさんカッコイイ背中を見せてくれた彩希さんの存在は大きい」と涙し、「彩希さんが守ってきてくださった劇場をこれからは私たちが守っていけるよう、その意志を引き継いで頑張っていきたい」と語った。 公演後、グループの公式ブログでもコメントを発表。「加入して14年目になり気づけば一番先輩になっていて、責任や不安を感じなかったかというとうそになるけど、頼もしい後輩や1人1人がAKB48と向き合う姿を見て気づけたこと・刺激を受けたことがたくさんありました。卒業という決断をしたからにはこの選択が間違ってなかったと思える後悔のないAKB48人生を走り切りたいと思っています」とコメントした。 「卒業はお別れじゃないです。アイドルという形ではなくなりますが、村山彩希は走り続けます」と卒業後も芸能活動を継続することを明言。「そんな自信をくれたのは紛れもなく応援してくれたファンの方1人1人のおかげです。ありがとう。AKB48のゆいりーを最後までよろしくお願いします」とつづった。 村山は子役をへて、11年12月にAKB48の13期生としてお披露目されてデビュー。17年12月からはチーム4のキャプテンを務めるなど、中心メンバーとして活躍し、シングル選抜もこれまで11回。20年1月には劇場公演出演数が史上初の1000回を達成するなど、劇場公演をこよなく愛し、「劇場(シアター)の女神」とも呼ばれた。 今年1月からは芸能事務所「エイベックス・アスナロ・カンパニー」に所属し活動の幅を広げ、12月25日発売のグループの最新カバーアルバム「なんてったってAKB48」のリード曲「なんてたってアイドル」でもセンターを務めている。