10万円以上差がつくことも!「知っていると大違い」介護にまつわる支援やサービス
とまどい期の困る3:実家での介護が難しくなってきた
■今やる:シニア向け住宅の検討は親が元気なうちに シニア向け住宅には介護保険が適用される「特別養護老人ホーム」から、民間の有料老人ホームまで、さまざまなものがあります。いざとなってから一から探し始めるのは、親も子どもも体力、気力的に大変。最期までどんな暮らしをしたいのかを見据えて、親が元気なうちから検討しておきましょう。 ■基本サービス:居宅サービス 自宅を拠点に利用できるサービス。ケアマネジャーと相談しながら希望に合うものを組み合わせて利用できます。 【居宅介護支援】 ケアマネジャーへの相談、ケアプランの作成を無料で行い、安心してサービスを利用できる支援を受けられる。 【訪問介護】 ホームヘルパーが自宅を訪問し、調理や掃除などの生活援助や、食事や排せつといった身体介護などを行う。 【訪問入浴介護】 自宅に移動式浴槽を持ち込み、寝たまま入浴させてくれる。 【訪問看護】 看護師が自宅を訪問して、主治医との連絡を取りながら点滴の管理などを行う。 【訪問リハビリテーション】 理学療法士や作業療法士などが自宅を訪問し、リハビリテーションを行う。 【居宅療養管理指導】 医師、歯科医師、薬剤師などが自宅訪問し、療養上の管理指導を行う。 【通所介護(デイサービス)】 定員19名以上のデイサービスセンターなどに日帰りで通い、食事・入浴などの日常生活の支援やレクリエーションなどを受けられる。 【通所リハビリテーション】 病院、診療所や介護老人保健施設などに日帰りで通い、リハビリテーションを行う。 【短期入所生活介護(ショートステイ)】 特別養護老人ホームなどの施設に一時的に宿泊し、食事や入浴などのサービスを受けられる。最長30日まで連続で利用可能。 【短期入所療養介護(医療型ショートステイ)】 介護老人保健施設などに短期入所して、医療ケアや食事や入浴などのサービスを受けられる。最長30日まで連続で利用可能。 次回からは親の入院や介護にあたって、頼りになるかかりつけ医の見つけ方や上手な付き合い方を紹介します。 取材・文=取材・文=大門恵子、児玉志穂、新井理紗(ともにハルメク編集部) ※この記事は、雑誌「ハルメク」2019年12月号を再編集しています
雑誌「ハルメク」