升毅主演の映画「美晴に傘を」公開決定、共演に田中美里・日高麻鈴
升毅が主演を務め、田中美里と日高麻鈴が共演する映画「美晴に傘を」が、2025年1月24日より東京・YEBISU GARDEN CINEMAほかで公開される。配給はギグリーボックスが担当した。 【動画】映画「美晴に傘を」予告編はこちら 北海道の小さな町が舞台の同作は、喧嘩別れした息子の光雄を亡くして後悔する父・善次、光雄の妻・透子、そして自閉症の娘・美晴による“失われた家族”の再生の物語。彼らが町の人々と交流を重ねながら、自身の内なる声に耳を傾け始める様子が描かれる。 脚本・監督は、劇団牧羊犬の主宰を務め、これが長編映画デビュー作となる渋谷悠。升が漁師の善次、田中が娘を懸命に守ろうとする透子、日高が聴覚過敏によってさまざまな音を擬音語に変えられる才能を持つ美晴を演じ、和田聰宏、宮本凜音、上原剛史、井上薫、阿南健治も参加した。メインキャストと渋谷から届いたコメントは以下の通り。 YouTubeでは予告編が公開中。映画の公開に先駆けて、11月8日にムビチケが発売される。 ※日高麻鈴の高は、はしごだかが正式表記 ■ 升毅 コメント 父と息子、母と娘、夫婦、兄弟姉妹、家族の関わり方はそれぞれ… そこに仲間やコミュニティまで関わり、時間と共に形も変わる。 人は出会い別れを繰り返し、悩み、成長し、変体して、枯れていく。 「なるようになる」は「なるようにできる」のか、 「なるようにしかならない」のか… この作品はそんな事を僕に優しく問うてくれる映画でした。 ■ 田中美里 コメント 娘2人と絵本を読むシーンが好きです。 自分の言葉で想いを伝えるのが難しい時、この絵本がお互いを繋けてくれました。美晴の事になると心配と不安でつい過剰になってしまう透子。 升毅さん演じる善次とぶつかり合いながらも少しずつ成長する姿をみていただけたらと思います。善次の悲しみの背中、ずっと忘れられません。 ■ 日高麻鈴 コメント 不思議な繋がりが私をこの作品へ導いてくれました。 余市での撮影は素敵な思い出ばかりで、きっとこの先も何度も戻りたいなと思うくらい人生の中で とても大切な時間になりました。この物語の持つ優しさとあたたかさがスクリーンの向こう側の皆さんにも届いたらとても嬉しいです。 ■ 渋谷悠 コメント 言葉は不思議です。人を縛ることも自由にすることもできる。刃物のように傷つけることもあれば薬のように癒すこともある。心の井戸に毒のように溜まることもあれば湧水に変わることもある。この映画は様々な人生の色んな言葉を撮りました。そして最後は、一つの言葉に向かっていきます。その言葉を受け取りに来てください。 (c)2025 牧羊犬/キアロスクーロ撮影事務所/アイスクライム