岸田前首相、「核兵器のない世界に向けた長年の努力への評価」 被団協ノーベル平和賞で
岸田文雄前首相は11日、日本全国の被爆者らでつくる日本原水爆被害者団体協議会(被団協)にノーベル平和賞が授与されたことについて「被爆者の思いや被爆の実相の継承、核兵器のない世界と恒久平和実現に向けた長年のご努力に対する評価であり、心からお喜び申し上げます」との祝意を表明した。自らのX(旧ツイッター)に投稿した。 【写真】「受賞を機に核兵器のない世界を」と被団協の箕牧智之代表委員 広島が地元の岸田氏は首相在任中、「核兵器のない世界」を訴え、昨年5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)では、バイデン米大統領らG7の首脳とともに広島市の平和記念資料館(原爆資料館)を訪れるなど核軍縮の機運を高めるために尽力してきた。 岸田氏は「『核兵器のない世界』の実現に向けて努力を積み重ねていくことは唯一の戦争被爆国であるわが国の使命です」ともコメントした。