「パパ活不倫で辞職」宮澤博行元議員はなぜ許される? 不祥事起こしても生き残る人に共通する決定的な特徴
カエサルは「人は見たいものしか見ない」と言いました。自分の信じたいものが真実であってほしいと思うのは、古代から人間の行動原理なのでしょう。 つまり、ボンボンと炎上しているときに、見ている人びとが「信じたいもの」は、その行為を批判する材料であって、当事者の反論ではないのです。炎上という一種の興奮状態にある人びとは、冷静な理解や客観的情報把握より、感情に突き動かされます。「真実を訴えたい」という当事者の声は、それが真実だとしても、多くの場合、聞き入れられることはないでしょう。
では、ただ泣き寝入りするしかないのかといえば、そうではありません。炎上は永遠に燃えさかることはありません。必ず火の勢いが止まるときが来ます。燃えさかる爆弾に反撃、反論するのは限りなく不可能に近いことですが、時を待つことができればチャンスはゼロではありません。 火あぶりにされ、ボロボロになった当事者の姿を見て、批判する人たちにいたたまれない気持ちが芽生え、批判者自身が少し冷静さを取り戻して状況把握ができはじめるところまで待てば、チャンスはあります。
しかしなぜそれができない人が多いかというと、政治家や芸能人のような、ある種「人気」に支えられている人たちは、激烈な批判に耐え切れず、つい反論を我慢できなくなってしまうのです。 今回の宮澤氏については冒頭でも書いたように、あまりにも自らの恥部をさらけ出す姿に、私も「いたたまれない気持ち」を感じてしまいました。 ■「4WD不倫」俳優・原田龍二の復活劇 2019年にファンの女性との不倫が報じられた、俳優の原田龍二氏。抜群のルックスと体格を生かし、水戸黄門の助さん役などで活躍していたイケメン俳優がさらされた、ハレンチ不倫スキャンダル。
その内容は、何人ものファンと不倫を重ねていたり、その場所もホテルではなく家族で使用していた愛車の中だったりと、赤面したくなるようなものでした。 謝罪会見ではとにかく平謝りに徹し、イケメン俳優である自らの性欲までいじられるなど、その謝罪スタイルは強烈でした。報じられた以外にも複数のファンとメッセージのやり取りをしていたことや、自身の性欲が強く抑えきれなかったことを明かすなど、自らすべてをさらけ出す「全面謝罪」でした。